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【経営者が描く未来】LITALICOは「事業」を通じて「障害のない社会」を実現する

イベント「CareerTheater」に際し、登壇者の方々にお話を伺う連載「経営者が描く未来」。今回は、株式会社LITALICO取締役の中俣氏にお話を伺いました。LITALICOは「障害のない社会をつくる」を掲げ、教育・福祉の領域に取り組む会社。「事業」に大きな強みを持つLITALICOが生み出す価値について、お話を伺いました。

2018.05.15.Tue

取締役 中俣氏が語る、LITALICOの描く未来

2018年の5月19日(土)、5月20日(日)に、en-courage Career Theaterというイベントが開催されます。

イベントでは「未来を作る君たちに伝えたいこと」をテーマに、日本を代表する企業の社長・役員、また各界の著名人が講演を実施。サマーインターン前、就活の門戸を叩く前に、日本を代表する人々から話を聞けるキャリアイベントとなっています。

そこで今回、予告編として就プロでは【連載:経営者が描く未来】と題し、登壇者の方々にインタビュー、お話を伺いました。

今回お話を伺ったのは、株式会社LITALICO(りたりこ)の取締役 中俣氏。「事業」を通じて社会課題を解決するLITALICOとはどんな会社なのか。どんな価値を生み出し、どのような未来を描いていくのか。

そんなテーマで、ざっくばらんにお話を伺いました。今回この記事を読んでLITALICOに興味を持った方は、ぜひ直接お話を聞いてみてくださいね。

中俣氏プロフィール

 

1984年新潟県新潟市内野生まれ。

筑波大学第三学群卒業後、株式会社ディー・エヌ・エーに入社。
新規事業開発をはじめ、国内・海外企業との提携・買収案件や、海外支社での経営企画・戦略を担当し、帰国後はゲーム開発の部長職などを歴任。
2014年7月株式会社LITALICOに入社。同年10月、取締役に就任。

LITALICO取締役、中俣氏の描く未来

―LITALICO(りたりこ)は「障害のない社会をつくる」というビジョンを掲げている企業です。そこに込められた想いと、具体的にどのような事業を通じて実現しようとしているのかを教えてください。

中俣:「障害」という言葉を聞いた時に、精神障害・発達障害・知的障害・身体障害など人によって思い浮かぶものは様々だと思います。これらの障害というのは「社会保障が受けられる」と国の法律で定められているものを指す言葉です。ですがその障害について、「今の社会を生きていくのには困難があるもの」だと感じている人たちもいる。つまり、障害とは言い換えれば「困難」や「生きづらさ」そのものであると。

ではどうしたらこれらの問題を解決できるのか?LITALICOは「障害は社会の側にある」と考えています。例えば「精神障害の方が働くことに困難がある」という場合。それは、社会の側に彼らが安心して働ける場がないことが原因であって、彼らが安心して働ける・活躍できる職場が増えれば、困難はなくせるはずなんです。

そういった場所を増やしていくことで、社会の「生きづらさ」を一つずつ取り除いていく。そうしたことを続けていけば、障害のない社会をつくることができると思っています。

より広義で考えると、国から定義されている障害以外でも「生きづらさ」や「困難」を抱えている人は山ほどいます。例えば、仕事のミスマッチでストレスを感じている人や、学校になんとなく馴染めない人など。長期的には、そういったありとあらゆる「生きづらさ」を全部解消して困難を抱える人を一人でも多く助けたい。全ての人々が自分らしく、幸せに生きられる社会を作りたい。そんな未来を描いています。

―その「生きづらさを解消する」のが、まさに今のLITALICOの事業であると。

中俣:そうです。そのビジョンを元に、働くことに困難がある方々への就労支援事業や、学ぶことに困難のある子供たちが活躍できるような学習教室、子供たちの個性や想像力を伸ばしていくものづくり教室などの事業を展開しています。

そして「障害のない社会」へのアプローチは事業だけではないと思っています。投資、テクノロジー、政策活動など、様々なアプローチで、全ての問題を解決していきたい。

テクノロジーで言えば、人工知能を使った自殺予防の取り組みや、家庭で使える無料療育アプリをグローバルで配信しています。政策で言えば、小学校教育において「障害のある児童と向き合っていく上ではこのようにしよう」といった方針を省庁の方々と一緒に作り上げていったり、時には署名活動を行い国に働きかけたりすることもあります。

ビジネス上の優先順位もあるので、今は精神障害や発達障害のある大人や子どもにフォーカスした事業を展開していますが、本質的に僕たちがやりたいことは、このように様々なアプローチで、いろんな生きづらさや困難が取り除かれた「障害のない社会」を実現していくことです。

「ビジネス」で社会課題を解決する

―教育・福祉の領域ではNPO法人や社会福祉法人などが課題解決に向けて様々な取り組みをしているイメージですが、そんな中で「LITALICOならでは」という部分はどんなところにあるのでしょう?

中俣:当社の特徴であり、強みは、教育・福祉領域でのサービスを「ビジネス」を通じて拡大させる力があることです。僕たちは自らコンテンツを作り、プラットフォームを作り、プレイヤーとしても活動して非常に複雑なビジネスモデルを構築しています。そして収益も伸ばし続け、新たな事業に投資してまたそれを拡大し…といったサイクルを作り続けることができています。

例えば僕たちが提供する「LITALICO発達ナビ」というウェブサービスは、発達障害に関するポータルサイトですが、現在月間利用者数は300万人を超えています。僕たちはこの300万人のお客さまに対して発達障害に関する正しい知識を提供し、地域に根ざした発達支援施設も紹介する。それと同時に、発達ナビに掲載している発達支援施設に対しては利用者の集客支援などを行なっています。つまり、発達障害にかかわる当事者と業界プレイヤーの双方が抱える悩みに対してアプローチすることで、業界全体を変えていきたいと考えています。

―会社として成長することで、社会に与えられる良い影響がどんどん大きくなっていくと。

中俣:そうです。そしてそれができているのは、当社に経験豊富なビジネスリーダーが集まっているから。ここ数年、世界最大手コンサルティングファームのマッキンゼーや世界最大級の投資会社カーライルなど、名だたる企業で経験を積んできたメンバーや、DeNA、グリー、リクルート、楽天といった大手IT企業の最前線で活躍していたメンバーが、理念に共感してたくさん集まってくれています。

ビジネス領域に精通していて、社会に貢献したいという熱い気持ちを持つメンバーが事業に向き合っているからこそ、LITALICOの生み出す価値をどんどん大きくできているんです。

それと同時に、教育・福祉の領域で新しいビジネスモデルを考案するのは難しく、人材の力が非常に重要になるので新卒採用にもすごく力を入れています。社会貢献に対して熱い気持ちを持っていて、かつ「事業を伸ばす」ビジネスリーダーの素養がある人は、ファーストキャリアでこの領域に飛び込んで社会に大きな価値を与えてほしい。当社にはそんな強い想いと覚悟を持った新卒が毎年入社してくれるし、LITALICOに限らず社会全体でそういう若い人材がもっと増えていったら嬉しいですよね。

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多くの優秀な学生に「社会課題」と向き合ってほしい

―社会的意義が大きく、ビジネスリーダーがそれをどんどん拡大させていく会社だということですね。

ところで「ファーストキャリアでこの領域に飛び込んで欲しい」という話があがりましたが、私の周りの就活生を見てみると、「教育・福祉」の領域を視野に入れている学生は多くない実感もあります…。

中俣:キャリアを考える際に「教育・福祉」の領域に飛び込むことには、難しさが二つあると思っています。

一つは「障害を無くす」という理念に共感できるかどうかということです。でもこれは、本質的にはほとんどの人が心のどこかで共感できるものなんじゃないかな、と思うんです。ではなぜ難しいのかというと、「社会の課題」というものを無意識に避けてしまう人が多いからだと思います。

例えば、街中でホームレスの方を見て少なからず意識はするけど、多くの人はそれを社会の課題だと強く感じて手を差し伸べることはせずに素通りしてしまう、みたいなことがあるのではないでしょうか。自分の興味関心ある領域には近づくけれども、社会課題からは遠ざかってしまう、そういう人は少なくないと思います。でもそうやって「社会の課題」や「障害」から遠ざかってしまう自分を認めたくない、という自分も同時にいるはずなんです。人間らしい感情だと思います。

LITALICOはそこにビジネスとして向き合うと決めたんです。自分の「仕事」として、そして「キャリア」として、そんな課題に相対するんだと覚悟を決めた時の人間は本当に強い。覚悟を決めて本気で取り組み、周りの誰よりも成長して、誰よりも大きな価値を生み出す、そういった人たちを僕はたくさん見てきました。

そういった人間になれるかどうかは、最初の一歩を踏み出せるかどうかだけ。「社会課題」に対して、自分が接していく覚悟があるのかどうかをぜひ考えて欲しいなと思います。


中俣氏(左)と、2015年新卒入社で部長職を担当する髙寺氏(右)

LITALICOだからこその、成長できる環境とは

―もう一つの難しさとはどんなところにあるのでしょう。

中俣:もう一つは、教育・福祉領域における「キャリア」ですね。「成長できるのか」「豊かなキャリアが広がっているのか」という懸念を感じる方も多いようですが、そういった観点を鑑みた上で、LITALICOには飛び込むべき環境があるということを伝えたいです。

新卒の方をはじめとした若いビジネスマンの成長を考える時、必ず意識しなければならないポイントは「難しいことに取り組み続ける」「ベンチマークとなるビジネスマンが近くにいる」、この2つだけだと言っても過言ではないと思っています。

先ほどもお話ししたように教育・福祉の領域で新しい事業、ビジネスモデルを作り上げていくのはすごく難しい。LITALICOでそういった事業に挑戦し続けることは、必ず成長の糧になります。

そして同時に、経験豊富で優秀なメンバーの近くで一緒に仕事ができます。例えば、僕も前職のDeNAでは国内・海外企業との提携・買収案件や海外支社の経営戦略立案など最前線で様々な役職を経験させていただいて、事業家としての自信もあります。他にも、先ほども申し上げたように、名だたる会社で経験を積んだメンバーが揃っています。

他の会社に新卒で入って、役職者と一緒に仕事をしようと思ってもなかなか難しい。何年も仕事をして成果を上げて、自分の役職が上がってようやく一流のビジネスマンと一緒に仕事ができるという会社も多いでしょう。

でも、LITALICOでは入社後すぐにそれができる。若いうちから優れたビジネスマンの仕事の流儀を見て学ぶことができる環境は、自分の成長にとって本当に大きいです。実際に、僕と一緒に仕事をしているメンバーも、新卒1年目から僕の下に配属されてそこから複数の事業を一緒に立ち上げ、4年目の今では新規事業のプロジェクトリーダーを部長職として担っています。

―LITALICOは、外資コンサル・投資銀行・ファンドの出身者や、NPOの立ち上げをしていた方など、多彩なバックグラウンドのある社員が多いと聞いています。

ただ一つ気になるのですが、キャリアのある中途社員が多い中、新卒の社員にプロジェクトリーダーのような大きな役職を任せているのは何故なのでしょうか?

中俣:一つには、僕たちには成し遂げるべきことがたくさんあるからです。世の中には様々な社会課題があって、それらを次々と解決していくためには多くのビジネスリーダーが必要です。

そして純粋に、新卒社員が好きだから(笑)

「新卒で入社をする」というのは、大きな覚悟がいることだと思うんです。それまで社会人を経験したことのない学生たちが、自分のファーストキャリアを考えて、半年、1年と悩み抜くわけですよね。悩み抜いた時間が中途社員とはぜんぜん違います。

そうやって、最終的にLITALICOという会社を選んで飛び込んできてくれるんです。もちろん先ほども申し上げたように、「教育・福祉」の領域で成果を上げることは簡単なことではありません。

だからこそ覚悟して飛び込んできてくれた新卒社員には、こちらもできるだけ多くのものを返してあげたい。僕たちはそう思っています。だから、新卒社員の期待にどれだけ応えてあげられるか、というところには本当に注力しています。

「社会課題の解決」そして「ビジネスマンとして新卒から成長できる環境」にワクワクできる人は、是非うちの会社に飛び込んできてください。

今回は会社のビジョンや環境についてお話をしましたが、en-courage CareerTheaterでは、これから社会に出ていく皆様にとって直近すごく重要である「キャリアの選び方とは」といったお話もできればと思います。

今回私の話を読んで、少しでも興味を持った人は、ぜひ直接お話を聞きにきてください。

―中俣さん、今日はありがとうございました。

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