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【経営者が描く未来】Fringe81社長 田中弦が描くのは、永続的に価値を生み出す会社

イベント「CareerTheater」に際し、登壇者の方々にお話を伺う連載「経営者が描く未来」。今回は、Fringe81代表取締役CEOの田中弦氏にお話を伺いました。日本のIT産業の黎明期を支えてきた田中氏が語る、社会に対して価値を生み出し続ける会社の条件とは。「事業」「ベンチャー」に興味のある方、必見の内容となっています。

2018.05.09.Wed

【連載:経営者が描く未来】とは

2018年の5月19日(土)、5月20日(日)に、en-courage Career Theaterというイベントが開催されます。

イベントでは「未来を作る君たちに伝えたいこと」をテーマに、日本を代表する企業の社長・役員、また各界の著名人が講演を実施。

サマーインターン前、就活の門戸を叩く前に、日本を代表する人々から話を聞けるキャリアイベントとなっています。

そこで今回、予告編として就プロでは【連載:経営者が描く未来】と題し、登壇者の方々にインタビュー、お話を伺いました。

今回お話を伺ったのは、日本のインターネット業界の黎明期を支えたことでも有名な、Fringe81代表取締役CEO、田中弦氏。

田中氏、そしてFringe81は、これから社会に対してどんな価値を生み出していくのか。「長期的に価値を生み出す会社」とは何か。そんなことをざっくばらんに伺いました。

「事業」「ベンチャー企業」に興味を持つ方は必見の内容となっています。また、田中氏のお話を聞いて興味を感じた方は、ぜひCareerTheaterの場で、直接お話を聞いてみてくださいね。

インターネット黎明期を作り上げた、田中弦の描く未来

―本日はよろしくお願いいたします。

今回のテーマは「経営者が描く未来」です。Fringe81は就職活動において「広告・テクノロジー」といった部分で知られる会社だと思いますが「どんなビジョンを持ち、どんな未来を描いているのか」はなかなか知らない人も多いのでは。

Fringe81という会社は、どんな所を目指し、どんな価値を生み出していくのでしょうか?

田中:我々のビジョンは”We Reshape the World”というものです。簡単に言えば、テクノロジーの力を用いて世の中をより良くしていきましょうよ、ということですね。

ただ「世の中を良くしよう」という会社は山ほどありますし、会社として価値を生み出していく以上、なんらか世の中を良くしていくというのは当然のこと。

では、そんな中で我々ならではの価値はどんな所にあるのか。

まず一つは我々のユニークネス、特徴とも言える部分である「仮説によって社会に価値を生み出す会社である」という部分。

そしてもう一つは、数十年という長期的なスパンで価値を生み出し続ける会社であるという部分です。

「仮説」から価値を生み出し、社会へと拡げてきた会社

―「仮説によって価値を生み出す」とはどういうことでしょうか?

田中:Fringe81は、仮説を立てるのが大好きな会社です。今の時代にはどんな価値が求められているのか。そういった仮説を立てて、サービスを開発する。

そして、そのサービスを改善して市場にフィットさせることで爆発的にサービスを成長させる、そういったことが我々の強みだと言えるでしょう。

例えば、最近大きな話題をいただいている「Unipos」という事業。これは、簡単に言えば「組織」や「会社のあり方」についての仮説です。

これまで、年功序列、成果給といった給与制度が何十年も続いてきました。ただ、それらの制度に対して従業員がどう感じているかというと「評価が適切でない」「不公平だ」「評価面談ではモチベーションは上がらない」という声が上がっています。

そういった課題に対して仮説を立てるのが私たちの価値です。

会社に属することの魅力が下がってきている今の時代、「給与」というポイントを「単なる額面の配分」ではなく「嬉しい体験」へと変化させることで、より幸せに働ける人が増えるんじゃないかと考えたのです。

そして「リアルタイムでお互いに感謝を伝えあい、それがボーナスになる」「頑張っているのになかなか光が当たらないメンバーにも感謝が伝わる」といったサービスによってそれが実現できるのではないかと、仮説を立てました。

そして、「こんなサービスを使えばこんな価値が生まれると思うんですけど、皆さんどうですか」と市場に問うていったわけですね。

そして先ほどもお話ししたように、Fringe81は、その仮説をどんどん改善して、市場に広げていくのが得意な会社です。Uniposも大きな反響をいただき、多くの企業様に導入をいただいています。

導入いただいた企業様からも「一人ひとりのモチベーションが上がった」「社内での学びの機会が増えた」など「価値を感じた」と様々なお声をいただいています。

そんな風に「仮説」を元に価値を生み出し、その価値を広げていくことで、世界をどんどん良くしていく。それが私たちの会社の価値だと思っています。

―なるほど。Fringe81というと「広告」のイメージが強い会社ですが、これもまさにそういった思考から生まれたものなのでしょうか。

田中:そうですね。長くなってしまうので、簡単な解説になりますが、これまで主幹事業であったWeb広告・マーケティングの領域も、同様の思考を元に事業が生まれています。

皆さんももちろんお気づきだと思うのですが、ここ数年の間に人々がスマートフォンを利用する時間が爆発的に増えていますね。テレビ・雑誌・新聞などの従来のメディアよりも、スマートフォンを介してWebメディアに触れる時間が増えてくる。

そんな状況下では、良質なWebメディアが求められるようになるわけです。

ただ、メディアを提供する側から見ると、どれだけ良質なメディアを作っても、それを収益化できなければ、そのメディアを存続させることができない。

そこで、我々がそのメディアを一緒に育てて行き、収益化するというファンクションを担えば良いのではないかという「仮説」を立てて、そのために広告を最適化するようなシステムを作れないかと考えたのです。

そうすることで、メディアにとっては「収益化」という価値を、消費者にとっては良質なコンテンツや広告による「楽しみ」「新たな気づき」という価値を、広告主にとっては「広告効果」という価値を生み出すことができると。

スマートフォンの登場によって、ユーザーの可処分時間の行動が変わる。その可処分時間を割く「Web」という場に我々が入ることによって、より良い世界を作り上げようという事業です。

長期的なスパンで、時代の仮説に答え続ける会社になる

―ということは「広告」というイメージの強いFringe81ですが、今回のUniposによる「人材領域」への進出のように、あらゆる領域で価値を生み出していくのでしょうか。

田中:まさにその通りで、「広告」「人材」といった領域だけではなく、あらゆる領域で仮説を生み出し、優れたサービスを生み出し、世界をより良くしていく会社でありたいと、会社の未来を描いています。

最近、Uniposが有名になってきたことで「Fringe81さんってUniposやってる会社ですよね」って言われることが増えまして。

最近の学生さんは企業のこともきちんと調べているので「HR Tech、最近流行ですし、いいですよね!」なんてお話をいただいたりもします。

その前は「Fringe81さんは広告領域で凄く成長していますね」と言われることもありました。

でも、実はこれ、少し嫌なんですよね(笑)

「HR Techが流行っているからUniposという事業を作りました」というような会社ではなくて。

Uniposは「時代の仮説に答える事業」であり、そういった事業を作り出し続けるのが、Fringe81という会社です、というのを是非知っていただきたいなと。

逆に言えば「この事業領域で勝負をしよう」とか「○○が流行っていて、これから市場規模がこれくらいになって、参入がこれくらいだから、こういう収益が生み出されるだろう」という考え方はしていません。

時流に乗ることで、短期的には収益が拡大するでしょう。「3年スパンで勝つ会社」を目指すのであれば、それがいい選択肢かもしれません。

しかし、我々は20年、30年という長期的なスパンで、大きな価値を生み出す会社を創りたいと思っています。

我々も上場という一つの節目を迎えましたが、これからさらに成長し、価値を生み出していくためには、短期的な利益よりも「ユニークネス」が重要だと考えています。

それが我々にとっては「時代に沿った仮説を生み、改善・拡大する」という強みであり、あるいは「そういったことにチャレンジをしたい」と強い気持ちを持って入社をしてくれる社員一人ひとりがユニークネスとなり得ます。

「仮説」から価値を生み出し、社会へと拡げてきた会社

田中:そういったビジョンを掲げていることもあって、Fringe81を入社先として選んでくれる人で「広告がやりたいから」「HR Techに関わりたいから」という人はほとんどいません。

「時代に沿った仮説を生み、サービスを作る」という点や、そうしてサービスを作るのは難しいけれど、そんな前人未到のチャレンジがしたい、そういったことに興味を持ってくれている人が多いです。

一方で、就職活動では「やりたいことを探す」ということがよく言われています。でも、私は「やりたいことなんてなくていい」と思っているんです。

たくさん考えてみたけど、この業務領域・仕事内容で働きたい、そういったことが見つからない人もいると思います。私もそうでした。

でも、「やりたいこと」は決まってないけど、何かに本気でチャレンジしたい、燃えて働きたい、そういう人が活躍できる環境もたくさんあります。

Fringe81という会社も、そういう会社だと思います。広告・HR、そんなところに興味がなくても、とにかく本気で取り組みたい、大きなチャレンジをしたい、将来何かを生み出したい、そういう人がたくさん活躍をしています。

「やりたいこと」が決まっていなくても、文化・雰囲気で会社を決める。この会社なら本気になれそうだ、この会社で青春できそうだ。そういったキャリア選択でも、幅広い、豊かな人生を送ることはできる。

今回は会社の話が多くなってしまいましたが、イベントの場では学生の皆さんに「事業」の話をしたいと思います。

テーマは「パクリでもなければ、前例もない、真にイノベーティブな事業の作り方と仕掛け方」。

「新規事業」を作りたいと何となく思っている就活生の方も多いのではないでしょうか。「事業」と聞くと「事業企画」や「ビジネスモデル」といったワードが頭に浮かぶ方にこそ、ぜひ聞きに来ていただきたいと思います。

実は「事業企画」や「ビジネスモデル」はほんの一部に過ぎません。事業立ち上げにおいて大変重要な要素として「仕掛けて伸ばすプロセス」というものがあります。講演では、そのプロセスについて、たっぷりお話をしたいと思います。

仮説を元に、世の中をより良くするような大きな挑戦をしたい皆さんと、会場でお会いできることを楽しみにしています。

ー田中さん、ありがとうございました。田中さんのお話に興味を持った方は、ぜひイベントで直接お話を伺ってみてくださいね。

Fringe81、インターンシップの応募はコチラから

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