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「大企業は成長できない」はウソ? パナソニック社員が語る、これからの大企業

安定している大企業か、成長できるベンチャーか。そんなテーマは就活生の中でも語られることが多いはず。そこで今回、ベンチャー企業でキャリアを積んだのち、現在はパナソニックでキャリアを歩む、杉山さんにお話を伺いました。大企業・ベンチャー両方を見てきた杉山氏が語る「大企業での成長」「大企業ならではの若手のチャンス」は必見です!

2018.03.02.Fri

「大企業か、ベンチャーか」そんなテーマは就活生の中でも語られることが多いはず。

 

安定している大企業か、成長できるベンチャーか。でも、大企業は今や安全ではないと言われていたり、ベンチャー企業も様々なリスクが気になる…。そんな風に悩んでしまう人も多いのでは?

 

そこで今回は、ベンチャー企業でキャリアを積んだのち、現在はパナソニックでキャリアを歩む、杉山秀樹(すぎやま・ひでき)さんにお話を伺いました。

 

大企業・ベンチャー両方を見てきた杉山氏が語る「大企業の魅力」「これからの大企業の役割」。ぜひ参考にしてみてくださいね。

「大企業orベンチャー」という枠組みで判断するのは危険

前回は「大企業の意義」についてお伺いをしました。

他のトピックをお伺いすると、「大企業の安定」については、相次ぐ倒産や不祥事などを見て、大企業への就職にリスクを感じている学生も多いです。そこに関してはどういった見解をお持ちでしょうか?

杉山:私個人としては、大企業・ベンチャー問わず「会社が安全そうか」という見方自体、避けた方が良いんじゃないかな、と考えています。

日本を代表する企業も危機に陥るような時代です。企業の大小に限らず絶対に安全な会社はありません。世界の変化のスピードは上がっていますから、経済的にも、社会的にも、技術的にも、この先10年というスパンで見ると、どんな変化が待ち受けているかはわかりません。

じゃあ「成長」できるだろうから、という観点でベンチャー企業を選択しようというのはどうか。これもまた安易だなと思っていまして、ベンチャーの中でも思ったように成長出来ない人は沢山います。

確かに皆さんのイメージ通り、成長するための機会はたくさん転がっています。でも「とりあえず、ベンチャーへ行けば成長できるだろう」といって、その環境に寄りかかってしまう人は成長できない。

考えてみれば当然なんですが、社内外の両面で生存競争が厳しい世界なんですよね。その中で成長していくためには相応の覚悟や努力が必要なので、途中で挫けてしまう人も実際に多く見てきています。

一方で「大企業は若いうちは成長できない」というイメージもあるかもしれませんが、私はそうは思いません。大きな会社であればあるほど、リソースは潤沢ですし、個人の失敗についても許容できる範囲が広い。豊富な予算・人材を利用しながら、安心して挑戦できるという懐の深さがあります。

ただ、これも同様に、能動的に行動できない人にはなかなかチャンスは巡ってきません。

結論として何が言いたいかというと「環境に依存するような生き方はなかなか通用しない」ということです。「環境がこうだから、こういう恩恵が得られる」というよりも、環境の中で何を目指し、どう頑張るのか、何に挑戦するのか。

そういった点をきちんと考え、意志を持ってキャリアを作り上げられる人は、どちらの環境でも活躍できるだろうと思います。

その上で、自分が仕事を通じてどんな価値を生み出したいのか。それによって就職先を決めるべきではないかなと。

—なるほど。環境に依存するのではなく、自らの意思や行動が大事になると。

杉山:とはいえ、パナソニックという会社に目をやると、私個人としては「変化に強い会社」だと感じています。社会がめまぐるしく変化していることを理解して、挑戦・変化をしようとしている会社であるということは確実です。

例えば、前回お話をしたテスラとの協業の話ですが、世界規模で成長しているベンチャーですから、意思決定のスピードや仕事のスピードは尋常ではありません。そのスピードに対して、共同でプロジェクトを行い、大企業ながら伴走できる強さがパナソニックにはあると感じています。

大企業だから大企業らしい動きしかできない、そんな会社であれば今の世の中の変化に耐えられません。しかしパナソニックは、自らも変化をしながら業界の変化に適応しているという実績を残しているという点は素晴らしいことだと思います。

また、これまでの情報技術による産業革命はIT業界を中心に進んできましたが、今後はさらに進歩し、ソフトとハードの世界が融合しながら進んでいきます。そんな中、パナソニックをはじめとした日本のメーカーは「ハードにおいて高い技術を持っていること」が大きな強みになるでしょう。

高い技術を持ちながら変化を続け、IT業界の最先端を走り続ける。製造業という領域は、すごく魅力的な業界であり、面白いフェーズだと私は思います。

「大企業は若手にチャンスがない」は嘘?

—「人材」という面を見ても、変化が進んでいると聞きました。

杉山:そうですね。私自身もベンチャーから大企業というキャリアを歩みましたが、こういった人材も以前まではほとんど居ませんでした。中途採用で入社する人数も5年前からみても圧倒的に増えています。

これはまさに「人材」という面でも変化しなくてはならないという意識の表れです。背景には、5-6年前に大きな赤字を出してしまったことがあります。苦しい時期だったと聞いていますが、そういう危機を乗り越えた結果、会社全体として強い危機感を持って変化を推進する姿勢を持つようになりました。

結果、社外からも多様な人材を採用するようになっています。実際、私も中途入社で入ってきて「ああした方がいい、こうした方がいい」という話をすると、どんどん変化を受け入れてくれるんですね。

ロジックと熱意があれば、離れた部門であってもオープンなスタンスで話を聞いてくれますし、何かものごとが動きだした時の人や予算などのリソースはベンチャーの比にはならないです。

変化しようとしていて、実際に行動に移していて、その規模は圧倒的に大きい。こんなにもやりがいのある仕事はないんじゃないかと、個人的にすごく感じています。大企業で変化するスタンスのある環境ほど面白い場所はないと思います。

これはもちろん新卒で入社される方でも同様です。

パナソニックの新卒採用では「志と多様性」という言い方をしています。「くらし」という幅の広さ、懐の深さがある会社なので、一人ひとりの志次第で多様な成長機会、志の実現方法、志を共にする仲間がいます。

理念に共感し、志をもって未来のくらしや社会を良くしようという気持ちがある人は輝ける環境だと思います。

—大企業というと、年功序列で若い人が活躍できないというイメージもありますが…。

杉山:一般論として、日本の人口ピラミッドを見ると50歳以上が非常に多いんですよね。日系の大手企業はそれに近しい世代構成になっていますので、今後10年でかなりの割合が定年を迎えるフェーズになっています。

企業としては人材不足が予想されるネガティブな局面ですが、若手から見ると、どんどんポストが空いていく大きなチャンスだと捉えられます。若い人がパフォーマンスを発揮できる舞台というのは広がる方向にあるでしょう。

また今後の日本は働き手の数もどんどん減っていく。その中で重要になるのは「生産性」です。生産性をあげるためにはITの活用は必須になってくる。となるとデジタルネイティブである若手層にとって、活躍する機会はますます広がるのではないでしょうか。

大企業は、まさに今変化を求められている状況。そんな中で、ポジションがあり、デジタルの時代が到来し、若手にはどんどんチャンスが巡ってくる。外をみれば、IoTを通じて製造業の世界でも革新の機会があふれている。

この10年、20年を考えると「大企業のキャリア」はすごく魅力的だと思います。

その中でパナソニックは「A Better Life, A Better World」を実現するために変化を起こしていきます。志をもった多様な人材が集まることで、実現していける。すでに強い手ごたえを感じています。

ー杉山さん、本日はありがとうございました!

パナソニック株式会社、エントリーはこちらから

杉山さんが「大企業ならではのやりがい」について語った前回記事はこちら

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