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あの「SIXPAD」を開発した、MTGってどんな会社?

皆さんは、「ReFa」「SIXPAD」というブランドを生み出す、株式会社MTGという企業をご存知ですか? まだまだ若い会社ながら、著名ブランドを数々生み出す、日本メーカーの期待の星とも言える存在。それだけ高い成果をあげている理由はどこにあるのでしょうか?「MTG特集」第一回の今回は、常務取締役 中島氏にお話を伺いました!

2018.02.23.Fri

皆さんは、株式会社MTGという会社をご存知ですか?「ReFa」「SIXPAD」というブランド名を聞くと、ピンと来る方も多いかもしれません。

 

MTGはまだまだ若い会社ながら、著名ブランドを数々生み出す、日本メーカーの期待の星とも言える存在。それだけ高い成果をあげている理由はどこにあるのでしょうか?

 

そこで就プロ編集部は、今回「MTG特集」として取材を行いました。

第一回は、常務取締役 中島氏にインタビュー。「そもそも、MTG社とはどんな会社?」について語っていただきました。

 

「ブランド開発」「テクノロジー」「グローバル」といった言葉にピンと来る就活生の皆さんは、ぜひ目を通してみてくださいね。

MTGは「ブランド開発カンパニー」

—MTG社と言うと、クリスティアーノ・ロナウド選手と共同開発した「SIXPAD」、マドンナがプロデュースするスキンケアブランド「MDNA SKIN」といったブランドが非常に印象的です。売上も数年で数百億規模を達成しているとか。

それらのブランドを開発するMTG社とは、一体どんな会社なのでしょうか?

中島:一般的には「メーカー」と定義されるかもしれません。

「メーカー」ではありますが、工場を持たないファブレス経営のため、生産力やオペレーションではなく、「企画力・開発力」こそが会社の一番の強みになります。

そこで我々は自らを「ブランド開発カンパニー」と位置づけ、クリエイション・テクノロジー・ブランディング・マーケティングの4つのファクターを融合させた独自のビジネスモデルを確立。

特に、テクノロジーとブランディングにおいては、非常に大きな注力をしています。

日本には優れた技術・知識・経験など、素晴らしいものがたくさん存在しています。それを我々が一つひとつ形にして「ブランド」を創り上げていく。その製品を活用していただくお客様一人ひとりがハッピーになってもらえるような、そんな世界を目指しています。

—「ブランド開発」にかなりの注力をしているんですね。

中島:そうですね。現状、日本は「ブランディング」という部分に大きな課題を抱えていると感じているんです。

わかりやすい例を挙げると、例えば日本の家電。

海外でホテルに行くとテレビが置いてあります。10年前までは、ソニー、パナソニック、シャープ、日本の家電がありました。

でも、今では海外に行くと、日本の製品を見ることが本当に少なくなりました。そこにあるのは、韓国・中国メーカーの製品です。

先人たちが作り上げてきた「MADE IN JAPAN」の価値が徐々に薄れ、日本の素晴らしい製品が世界になかなか受け入れられていない、そんな状況を肌で感じます。

ただ、技術の面で比較をすると、日本は劣るどころか優っている部分がたくさんあります。しかし、そこで課題になっているのはブランディング力。日本は技術をブランド化することがあまり出来ていないのです。

例えば、ドイツの空港に行くと「刃物セット」が2,3万円という価格帯で飛ぶように売れています。ただ、切れ味がどうか、使い心地がどうかというと、日本の刃物の技術の方が圧倒的に優れているんです。

これはあくまでも一例ですが、日本は素晴らしい技術を培ってきているにもかかわらず、それを活用・発信できていないという現実があります。

その現状を打破するために、我々は日本のテクノロジーの可能性を見出し、その素晴らしい技術を取り入れ、製品の自社開発を行います。さらにブランディングを行い、独自のマーケティング戦略で、全世界に届けていく。

そして、もう一度「MADE IN JAPAN」の価値を感じてもらいたい。その優れた製品を利用するお客様に、幸せを感じて欲しい。

そんな想いで「ブランド開発」に注力をしています。

「ブランド開発」を体現する、「SIXPAD」というブランド

—それでは、「SIXPAD」「MDNA SKIN」などの製品群も、まさに「ブランド開発」というものを体現しているのでしょうか。

中島:SIXPADを例に挙げて説明しましょう。

まずは「テクノロジー」。活用しているのはEMSという技術です。

EMSとは、電気刺激によって筋肉が刺激され発達するというメカニズム。我々はその技術に着目し、新たなトレーニング手段などに活用できないかと考えました。

そのテクノロジーを最高水準で届けたいと考え、「本物の理論」を世界中探してようやくたどり着いたのが、京都大学の森谷名誉教授。彼は40年以上もEMSについて研究し続けてきた、日本が誇る運動医科学の世界的な権威です。

EMSという技術を、アスリートのトレーニング手段・高齢者の方の筋力の衰えによる病気の予防・リハビリ中で運動をできない人の健康維持などに活用するという研究で全世界から非常に高い評価を受けています。

その森谷名誉教授と共同で開発を行い、素晴らしいテクノロジーを結集させて作り上げたのが「SIXPAD」。

そして、そのテクノロジーに「ブランド」を付与する上で大きな役割を果たしたのが、クリスティアーノ・ロナウド選手です。

ブランドを一言で定義するのは難しいですが「カッコいいな」だったり「憧れの人が使っている」だったり、そういったイメージを抱いてもらって、我々の技術・製品に触れ、優れたユーザー体験をしてもらう上で、非常に重要な役割を担ってもらっています。

MDNA SKINについても同様です。「磁力」や「振動」の分野での最先端のテクノロジーをコスメティクスに活用し、その優れた製品をマドンナという「女性の美」の象徴的な人物と共に発展させていこうと。

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大手メーカーでもできない、真のブランド構築とは

—この2人は象徴的ですよね。広告などでも目にすることが多く、印象に残っています。

中島:彼らはそれぞれの分野でナンバーワンと呼ばれる象徴的な人物ですから、ナンバーワンの製品ブランドを創る上では、まさしく適任の2人です。

ただ勘違いをして欲しくないのは、2人には、ただ宣伝費をお支払いして単なる広告塔・キャラクターとして協力してもらっているのではなく、共同開発のパートナーであるということ。そこにあるのは強い信頼関係と協力関係です。

例えば、マドンナの話をすると、彼女はこれまでコスメティクスのメーカーと契約したことは無いんです。大手メーカーや広告代理店が何度もオファーをしていますが、それらを全て断ってきました。

なぜかと言うと、そこには彼女の強いこだわりがあります。彼女は「美」にも強いこだわりがあって、全世界を回って自分だけの化粧品を作って使っていたんですね。自分が使い続けているものじゃないと、キャラクターにも絶対になりたくないと。

彼らは世界ナンバーワンで、資産も地位もある。そんな2人は金銭的な条件だけで動く人ではありません。

—それでは、なぜ協力関係を築くことができたのでしょうか。世界の大手メーカーでもできなかったことができた理由はどこにあるのでしょう。

中島:なぜ彼らが私たちと共にブランドを創り上げていくことを決めたのかというと、そこには我々のブランドへのこだわりと高い目標への共感があります。

マドンナは以前、「あなたはお金も地位もあるのに、どうして若いアーティストよりもハードなスケジュールでツアーをするのか」とインタビューで聞かれたことがあります。

すると彼女は「私はお金と地位のためにやっているのではなく、私がステージに立つことで全世界の女性に愛と光を届けたいと思っている」「女性はもっと活躍できる、もっともっと輝けるというんだということを、私の姿を通じて見せたい」と答えたんです。

だから女性が輝くための「美」についても、相当なこだわりを持っているんですね。

そこでMTGと共同でブランドを開発することを決めたのは、「そのこだわりに一緒に応えてくれると思った」からと話していました。

自分自身も満足できるような良質な製品を作る。その製品を通じて、全世界の女性を美しく、輝かせる。

そんな想いを持つマドンナが、我々の「ブランドへのこだわり」と、「優れた技術によって良質なプロダクトを作り、ユーザーをハッピーにする」というビジョンに共感してくれたんです。

ロナウド選手も全く一緒です。 母国やお世話になった人への感謝の気持ちや、恩返しをしたいという利他の気持ちがすごく強い。地位や名声ではなく、社会にどう貢献できるかという点で、我々に共感をしてくれています。

そういった想いまでを共有し、2人と深い信頼関係を築き、共同開発パートナーとして、共にブランドを成長させていく。真のブランド構築と言えるかもしれません。

グローバルでのブランド開発人材を育てる

—優れた技術・製品、そしてブランドを通じた意義。そんなところに彼らも惹かれているんですね。

中島:我々も大きく成長を遂げましたが、それでも大手のメーカーと比べるとまだまだ小さい会社です。

しかし、そんな中でも高い技術を活かした製品開発を行い、大手メーカーでも成し得なかった、象徴的な人物とのブランドの共同開発を行い、製品を世界に広めることができたというのは大きな実績であり、自信にもなりました。

我々のような会社が、大手メーカーと同じ努力をしていては、それだけの成果が出るはずはありません。我々の不断の努力や、日本の技術で真のグローバルブランドを作りたいという強い想いが成果を生み出したのだという実感を得ています。

—すると、今後も期待できそうですね。

中島:そうですね。我々は2020年までに30カ国への展開、海外売上比率50%以上を目指しています。

トヨタ、ファーストリテイリングなど、売上1兆円を超えてグローバルで活躍をしているメーカーは、売上比率の半数以上は海外。まさに日本の技術・ブランドを海外に伝え価値を生み出しているロールモデルとも言える存在です。

我々も新しいブランドを生み出しながら、そういった姿を目指していきたいと考えています。

—この記事は多くの就活生が読んでいます。求める人物像や、就活生へのメッセージがあれば、ぜひお願いします。

中島:ブランドを創るために最も重要なのは人材です。コンセプトを決める、デザインを決める、店舗を作る、そんなことを考えてブランドを創り上げていきますが、それぞれを生み出していくのは結局「人」。

だからこそ、我々は「ブランドを創れる人材」の育成に注力しています。

そして、先ほども申し上げた通り、我々は今後も、グローバルで通用するブランドの開発に注力を強めていきます。

世界を舞台に日本発のブランドを創り上げる、そんな点に共感をいただいた人は、弊社をぜひ選択肢に入れていただきたいと思います。

我々はまだまだ発展途上の会社ですから、チャンスはたくさんあります。

それこそ、シンガポールでの現地法人の立ち上げ時、社長を務めたのは新卒2年目のメンバーです。大手メーカーや代理店との会議で、40代、50代といったメンバーが顔を連ねる中、我々は20代のメンバーが参加することも多々あります。

簡単なことではないですが、向上心を持って自分自身を磨きながら、世界にチャレンジしていく、そういった気概のある人と、ぜひお会いしたいと思います。

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