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不動産業界にイノベーションを。今注目の「ReTech」領域でのキャリアの魅力とは

金融業界にイノベーションを起こす"Fintech"は聞いたことがあるでしょうか。今回ご紹介するのは、テクノロジーで不動産業界を変える"Retech"という領域です。これから不動産業界を大きく変えるであろう、Retechの未来に迫ります!

2018.01.22.Mon

不動産を通じた街づくりをしたい。建物や家屋の面から人の生活を深く支えたい。
不動産業界に興味を持つ就活生は多いのではないでしょうか?

 

そんな不動産業界に今、イノベーションが起きています。

 

その中心となっているのは、不動産「Real estate」をIT技術「Technology」で変革する、略してReTech(リーテック)という分野です。

 

不動産業界は日本のGDPの10%を占め、43兆円もの規模を持つ、非常に大きなマーケット。それがReTechよって大きな変革を迎え、更なる成長性を持った市場に変わると言われています。

 

そこで今回は、日本におけるReTechの先駆者、株式会社GA technologies (ジーエーテクノロジーズ) で人事マネージャーを務める豊田龍次(とよた・りゅうじ)さんにお話を伺いました。

 

ReTechの最前線で、その先進性や革新性を肌で感じているという豊田さん。そんな豊田さんが語る、ReTechが不動産業界に起こす革新、そして業界におけるGA technologiesの役割。

 

不動産業界を目指す人、成長産業を目指す人は必見です!

不動産業界に革新を起こす「ReTech」とは何者か?

—ReTechは、日本だけでなく世界的にも注目を集めている分野と伺っています。そもそも「ReTech」とは何なのでしょうか?

豊田:ReTechとは、不動産(Real estate)とテクノロジー(Technology)を掛け合わせた言葉。つまり、不動産業界をテクノロジーの力で進化させようという分野です。

イメージしづらい方もいるかもしれませんが、不動産業界はとてもアナログな業界。

例えば、業務において、会社間で物件情報の書類をやり取りする必要があります。
多くの人は、書類などはインターネットを介して、送付できるものだと思うのではないでしょうか。

しかし、実はそのやり取りはいまだにFAXが中心。それほどアナログな業界なんです。

これはただの一例ですが、業務の効率化・課題解決はもちろん、テクノロジーによって新たな価値を生み出すことも待たれる業界。

その変革を果たすのが「ReTech」の役割です。

ReTechはどのように不動産業界を変えるのか?

—具体的に、ReTechによって不動産業界がどう変わっていくのでしょう?

豊田:まず大きく変わるのは、不動産の売買の在り方です。

不動産の売買のフローを考えると、物件を探し始める所から、契約・引き渡しを行う所まで、150ステップの手順があります。

これまでの不動産業界はその150ステップを、非常にアナログな手法で行ってきました。

それをテクノロジーによって改善することが可能です。

IT技術で代替が可能にも関わらず、人が無駄な時間をかけていた部分を削減したり、整理されておらず氾濫してしまった情報から必要なものを選び取るための時間を削減したり。

弊社が行なっている取り組みでは、一つひとつのステップの効率化をすることはもちろん、ステップ自体を短縮して、50ステップほどにまで減らすことができます。

—具体的には、御社はどのような取り組みを行ってらっしゃるのですか?

豊田:わかりやすい例として「お客様が不動産を探す」というフェーズに対する取り組みが挙げられます。

このフェーズにおいては「不動産を探す手間」「情報の非対称性」が大きな問題となっています。

一人暮らしをしている学生さんならご経験があるかもしれないですが、自分に最適な物件を探すこと自体にそもそも手間がかかる。

わざわざ店舗に直接出向いて物件選びの条件を伝え、営業マンに物件を提案してもらう。自分の条件に合う物件を探すだけで、非常に手間や時間がかかるわけです。

弊社では、AIを活用したレコメンド技術によって、お客様に最適な物件を提供するサービスを行っています。

これによって、お客様の時間的コストを削減し、利便性を飛躍的に高められる。

最近は物件探しのサイトとかもあるんじゃないの、そう思う方もいらっしゃると思います。しかし、そこには「(消費者と不動産会社間の)情報の非対称性」という大きな問題があります。

実は多くの物件探しのサイトには、日本の不動産のうち3,4割程度の物件しか載っていないんです。

加えて、物件サイトのビジネスモデルは、不動産業者から掲載費を貰って、おすすめの不動産をサイトに掲載するというものです。

「不動産を売りたい」と考えている業者は色んなサイトで宣伝ができる方がいいわけですから、多くのサイトに掲載をお願いする。すると、どのサイトにも同じ情報が載っている、という構造ができあがります。

つまり、色んな物件サイトを見ても、載っているのは3,4割の情報で、どのサイトを見ても同じような物件が載っている。そんな状況になってしまっているのです。

不動産という高価な買い物をするのは、一般的に人生に一度か二度のイベントだと言われています。その大事なイベントを、少ない情報の中から決めるというのはどうなのか、という問題意識を我々は持っていました。

その問題意識の元、我々が作り上げたサービスでは、(当社でサービスを提供しているエリアの)9割以上を網羅することができています。

そして、AIの技術を駆使したサービスで、不動産業界の問題であった不動産購入の面倒さ、情報の非対称性を解消できる。

テクノロジーの力によって「不便さ」「情報の非対称」を解消できている一例です。

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ReTechによって「中古マンション市場」というマーケットが開ける

—今お話いただいたのは、ReTechによる「課題解決」ですね。先ほど「新しい価値を生み出す」というお話もありましたが、どんな領域での価値創出が注目されているのでしょうか?

豊田:今マーケットの中でホットなのは中古のマンションのリノベーション。我々もこの市場には注力しています。

—日本人は新築の家を好む傾向があるという話を聞いたことがあります。なぜ中古マンション市場が注目を集めているのでしょうか?

豊田:理由は二点あります。

一点目は、人気の根強い都心に新築の物件を立てる土地がなく、地価が上がっていること。

加えて、世帯年収も昔に比べて落ちているため、消費者が新築の家を買うこと自体が難しくなっている。事実として、都心の販売戸数も減少しています。

二点目には、中古マンションに対する評価が高まっていること挙げられます。

1981年(建築基準法改正)以降、マンションの耐震強度が格段に改善されました。あの東日本大震災の際にも、1981年以降に建てられた多くのマンションは倒壊しなかったというデータも出ています。

また来年には、インスペクション(住宅検査)が制度化され、更に良質な中古マンションが流通して行くと言われています。

—御社は、そんな中でどのようなサービスを提供しているのですか?

豊田:そこで我々が注力しているのは中古マンションの「リノベーション」です。

中古マンションは値段が安くて、耐久性も高い。とはいえ築30年のマンションに住む人が多いかというとなかなか難しい。外観や内装が古く住みづらい側面もありますから。

そこで、中古マンションを綺麗で自分のライフスタイルに合ったマンションへと改修することで、お客様にとって魅力的な物件にしようというのが「リノベーション」です。

一回中古を壊して新築を立てるよりも、中古を改修する方がコストも小さい。リノベーションによって、新築の約2/3くらいの価格で、綺麗で価値あるマンションに住むことができるんです。

我々は、その中古マンションの価値向上・流通に携わっています。中古マンションを仕入れて、リノベーションを行い、価値を再生させた上で販売する。

中古マンション・リノベーション・リフォームの領域は、11兆円の市場規模があり、2025年までには20兆円にもなると言われています。

それだけ需要がありながらも、リノベーションを強く推進できている企業はないという市場でもあります。そんな中で、我々が市場を引っ張っていきたいという想いも強く、事業を進めています。

そして、リーテックとの関わりで言うと、我々はAIの技術を使い、お客様にリノベーションを提案する「Renosy(リノシ―) リノベ版」というアプリを運営しています。

物件を選んだ上で、その物件を画面上で仮想的にリノベーションする。様々なデザインのリノベーションを見ていただいて、好みの内装を選んでもらう。

つまり、アプリ内で物件とリノベーション選びを完結していただけるわけです。

不動産事業におけるGAテクノロジーズの強みとは

—不動産会社でありながら、先進技術を使った革新的なサービスを提供し市場における優位性を獲得していくと。やはり技術力の面で、御社はかなりの強みを持っているのでしょうか?

豊田:テクノロジー面では、他社と比較しても大きくリードしていると考えています。

日本にある不動産会社は約12万社。その中で、エンジニアを抱えている数で言うと、弊社は12万社中2位。加えて当社では、今年の4月にAI戦略室というAI専門の部門を不動産業界で初めて立ち上げました。

弊社は設立してまだ5年ですが、テクノロジーに高い専門性を持っています。

加えて「セールス力」も強みの一つです。

我々も、テクノロジーだけで不動産事業のすべてが補えると考えている訳ではありません。

ネットショッピングで買い物をするように、オンラインで数千万円の物件を買う人はいないでしょう。

やはり何千万円とする不動産を販売するセールスの力は不可欠です。

あくまでも、テクノロジーはお客様の手間を省き、意思決定をサポートするためにある。

最終的には、お客様と対面での提案力が不動産会社には必要になります。
技術力だけが高くても、成果を出すことができないのが、リーテックという業界なんです。

ー不動産企業としての強み、テクノロジー企業としての強み、両方を持ち合わせているのがGA technologiesの強さということですね。

GA technologiesでキャリアを積むことの魅力とは?

ー最後に、就活生にとって、御社に入社することの魅力とはどんな所だと考えていらっしゃいますか?

豊田:魅力は2点、「会社としての事業の広がり」と「新卒学生にとっての成長環境」が挙げられると考えています。

まず1点目についてお話をすると、弊社は「新しい価値を提供し、世界を前進させたい」という想いを持つ会社。

そう考えると、価値を生み出す対象は不動産業界に限りません。

将来的には不動産以外の領域にも事業展開を進め、より大きなイノベーションを起こそうと考えています。

実は、不動産業界で蓄えた知見は、他の業界へ進む上でも非常に大きな強みとなります。

例えば、不動産事業者として非常に大きな強みとなるのが、顧客データ。

不動産の売買の際には、家族構成、資産背景や信用情報といったお客様の様々な情報をご共有いただくことあります。

これらの情報をもとにAIなどを活用しながらお客様に最適な物件提案をさせていただくのですが、その一方で、この顧客データを分析することで、金融領域でのマーケティングなど、様々な領域への活用が可能です。

不動産事業で蓄えたデータと、弊社のテクノロジーを活かして、他領域でも大きな価値を生み出す。

会社として大きな可能性を持つ、魅力的な環境だと考えています。

—2点目の「新卒学生にとっての成長環境」とは、具体的にはどんなものなのでしょうか?

豊田:シンプルに言うと、優秀な人に囲まれて仕事をすることができる、という点でしょうか。

「仕事ができるようになるためには、まずはできる人を真似ろ」という考えがあります。結局、新卒社員にとって大事なのは、いいお手本がいるかどうか。優秀な社員が周りにたくさんいることが重要です。

先ほど申し上げたように、弊社はマーケットとしても、企業としても、すごく魅力的な会社。

宣伝のために「魅力的だ」と言っているのではなく、実際に社外からも評価をされていて。

だから、外資系投資銀行、コンサルティングファーム、大手商社などから、優秀な人がどんどん入社してきています。役員クラスでもソニーの元COOの久夛良木さんが戦略顧問を務めていたり。

そんな環境でファーストキャリアを積むことで、多様な経験をしてきた社員から質の高い仕事を学ぶことができるでしょう。

そういった点も、弊社で働くことの魅力の一つだと思っています。

—ありがとうございました。
「不動産業界に関心がある」「成長市場でキャリアを積み自分の成長角度を上げたい」、そんなことを考えている方も多いのではないかと思います。

そんな思いがある方は、ReTechの領域、そしてGA technologiesをファーストキャリアとして検討してみてはどうでしょうか?

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