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派遣業界とは

派遣業界とは人材業界の1つの領域であり、人材を探している企業に対して人を派遣する業務を行う企業のことをさす。取引先企業に就職する人材を紹介するのではなく、あくまでも「自社の雇用の元に」取引先に人材を派遣する形式をとる。

日本で、現在可能な派遣は複数あり、登録型派遣(一般労働者派遣)・常用型派遣(特定労働者派遣)・紹介予定派遣・新卒派遣の4種である。これらの派遣業を行うには、認可が必要になる。

  • 市場規模

    • 2015年の派遣業界の市場規模だが、「登録型派遣(一般労働者派遣事業)」及び「常用型派遣(特定労働者派遣事業)」の2つについて見てみると、全体で5兆4,172億円であり、前2014年から0.1%減少している。これは人材業界全体(約8兆円)の中で最も大きな割合を占めており、人材業界の中核を担っていると言える。

       

      業界トップは、人材業界全体でも首位を独走しているリクルートホールディングスで部門の売上高で6,124億円にも及ぶ。第2位はテンプホールディングスで3,624億円、第3位はパソナグループで2,086億円である。

       

      世界60カ国、5000拠点以上を展開する世界的な総合人材サービス会社のアデコは、全社だと2015年は220億ユーロ(約2兆5,520億円)の売上げを誇り、日本法人の売上高も1,448億円となる。

  • 市場環境

    • 2013年以降、景気回復や規制緩和に伴い人材業界全体が右肩上がりの成長を見せている。派遣業界についても鈍化ではあるものの需要の拡大が見て取れ、特にITや建築といった分野で需要が急増している。

       

      業界内で最大のポイントは2015年の法改正による規制緩和で、これまで「業務ごとに3年」しか派遣社員を使用してはならないという制限があったが、「1人あたり3年」しか派遣を使用してはならない、というように改正された。

       

      これによって、これまでは一つの業務が3年経つとその仕事を派遣社員に任せる事ができなくなったが、今後は同じ業務について、派遣人材を連続的に雇う事で解決できるようになり、今後より派遣の活用を増やすと予想されている。これによって、派遣業界の市場は今後より成長を加速させていくと見込まれている。

       

      また、この改正によって、今まで以上に派遣労働者の教育やキャリアアップ支援、派遣先の確保という面でのサービス改善が派遣業者に求められるようになった。これに伴い、業界内では企業の選別・淘汰が進むと見込まれている。

  • 業界のよいところ

    • 人の仕事を預かる身として、担当している人の人生をフォローしている立場でもあり、マッチングの1つ1つに緊張感とやりがいを感じることができると言われている。企業に派遣社員を紹介するにあたり、担当しているその人のことを深く理解する必要があり人とのコミュニケーションが求められる一方で、その人の良さや強みを見出す技術やノウハウを身につけることができる。

       

      担当している派遣社員を紹介するだけではなく、派遣を紹介する先となる企業への営業や打ち合わせなど、取引先の人材関連の課題にも携わる機会も少なくなく、企業の経営に近い課題に携われるといった点でも魅力を感じる人が多い。

  • 代表的企業

    • リクルートスタッフィング・パソナ・メイテック・スタッフサービスホールディングス・アデコ・ヒューマンホールディングス・WDBホールディングス・東京海上日動キャリアサービス・アルプス技研など

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