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専門商社業界とは

専門商社とは、商社の中でもある特定の分野の売り上げ比率が全体の50%以上を占める企業のことをさす。それぞれの企業が専門とする分野は、食料品・繊維・自動車・鉄鋼・金属機械・石油化学・インテリア・事務機器・電気機器・医療機器など多岐にわたる。

総合商社や大手メーカーの子会社・関係会社であるケースも少なくなく、商社の伝統的な事業である「トレーディング」がその主幹事業となっているが、最近では独自ブランドの開発や販売チャネルの開拓支援など、その業務範囲を広げつつある。

  • 市場規模

    • 2013年度の専門商社業界の市場規模(主要対象企業236社の売上高計)は41兆2,127億円となっている。過去の推移を見ると、2007~2009年にかけて、一時縮小する時期があったものの、その後は堅調に規模を拡大しており、過去5年の成長率は+2.9%となる。

       

      2009年頃の原油価格の高騰や、世界的な金融危機が業界の成長を鈍化させていたが、2011年以降については、東日本大震災の復興支援需要や国内での景気対策の影響によって、日本経済全体が回復に向かったことが背景にあると考えられる。

       

      売上高で見ると、医薬品系専門商社であるメディパルホールディングスが2兆9,477億円で業界全体の約7.2%を占めてトップ。次いで、メタルワン、伊藤忠丸紅鉄鋼、アルフレッサホールディングス、三菱食品など、比較的市場規模の大きな、医薬品・食品・鉄鋼業界を専門とする商社が売上高上位を占める状態となっている。

  • 市場環境

    • 専門商社業界全体の動向を伺うと、現在の市場は飽和状態になっていると言える。例えば、2008年にメディセオパルタックHDが小林製薬の卸子会社コバショウを完全子会社化し、その後グローウェルHD・メディカル一光と業務提携を行っている。他にも、菱食・明治屋商事・サンエス・フードサービスネットワークの食品4社や、旭食品・カナカン・丸大堀内の3社が経営統合するなど、統合・合併を中心に、業界の再編が進んでいる。

       

      特に、規模を拡大するための横の統合のみならず、事業展開などをより有利に進めるための、川上・川下との統合も積極的に行われている傾向がある。これは、従来のトレーディングのみならず、事業投資や事業開発を積極的に行い、新たな収益源としたいという意向からきているものと考えることができる。

       

      また、総合商社に倣って海外進出をする傾向も高まってきている。横の規模を拡大し、縦にも垂直方向に統合を進めることで、積極的に海外展開を行うという力を蓄える姿勢が業界全体から見て取れる。

  • 業界のよいところ

    • 良くも悪くも専門にしている業界の市況を大きく受けるが、一方でそれぞれの企業が業界全体に示す存在感は大きく、また長年に渡って培われた関係各社との関係も強固なため、すでに盤石の地位を築いている企業にとっては、シェアの変動が起こりづらく安定した環境であることが魅力となっている。

       

      働き手にとっては、その業界についての高い専門性が身につくことや、総合商社ほど規模が大きくないため、比較的若いうちから大規模なプロジェクトに携わる機会が多いことなどが魅力として挙げられる。また、比較的高い給与も人気の理由となっている。

  • 代表的企業

    • メディパルホールディングス・アルフレッサホールディングス・メタルワン・伊藤忠丸紅鉄鋼・東レインターナショナル・長瀬産業・三菱食品・日鉄住金物産・伊藤忠エネクス・神鋼商事など

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