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政府系金融機関とは

政府系金融機関とは、正式には「政策金融機関」と言い、政府からの出資によって「特殊法人」として設立された金融機関のことである。

業務自体は融資活動など、民間の金融機関と大きく変わる事は無いが、その対象は民間金融機関が対応できない分野を補完することが多い。資源開発やインフラ整備などの極めて大規模かつ長期的な融資、海外での開発投資や輸出入に関する融資、全国での中小企業への融資などがあげられる。

こういった、経済発展や国民生活の安定を実現する為に必要であるが、民間の金融機関では達成できない部分を政府出資によって担う働きを有している。

  • 市場規模

    • それぞれの分野において多種多様な業務を行っているので、一概な市場規模を概算する事は難しいが、金融機関としてどれだけ融資を行っているか、という点を一つの指標とすると、日本政策投資銀行(DBJ)は2012年から2015年にかけて、2.5兆円〜3兆円の間を推移し、国際協力銀行(JBIC)は2012年から2014年にかけては2兆円〜4兆円程度を推移しており、商工中金は2013年から2015年にかけて、安定して9.5兆円程度を推移している。

       

      案件の性質が大きく異なるため、簡単な比較にあまり意味はないが、多くの融資を行い、企業体の経済活動や、社会問題の解決、環境保全などを支えていると言える。

  • 市場環境

    • 政府系金融機関は、分野により市場環境が大きく変わるものの、総じてその役割が大きくなっている傾向にある。

       

      日本政策投資銀行(DBJ)は、法改正を経て措置された「特別投資業務」(成長資金を集中的に供給する新たな投資の仕組み)によって、2015年6月以来2016年3月末時点で、19件・1,039億円の出融資を決定しており、今後2020年を目処に5,000億円まで規模を拡大する計画であり、成長産業へのさらなる出融資が予定されている。また、危機対応業務の役割も拡大しており、金融危機、災害や大規模な感染症などの被害で経営の危機にある企業に対して融資を行う件数、金額も年々増加している。

       

      中小企業のための金融機関と言える商工中金は、同様に危機対応融資の件数が増加している他、成長支援コンサルティング、海外展開支援、事業継承支援などどの業務も右肩上がりに件数を増やしており、その重要性が増していると言える。

       

      国際協力銀行(JBIC)に関しては、年度によって大きく融資額が変動しているものの、全体の傾向としては企業の輸出関連に対する融資保証業務の割合を減らし、企業の海外投資に対する融資の割合を増やしている。

  • 業界のよいところ

    • 政府系金融機関は、出資・融資を行う金融機関でありながら、国や政策を支えることを目的としており、自身の仕事への貢献が、そのまま国益への貢献であるというやりがいと使命感を得ることができる。

       

      国を代表してリスクを取った出融資を行う為、業務の内容には責任感があり、案件の規模の大きさも合わさって、一つ一つの仕事から得る達成感も大きい。

       

      また、40代で年収が1,000万円を超え、平均年収でも1,000万円を上回るなど、報酬を含めた待遇面においても恵まれている。

  • 代表的企業

    • 日本政策投資銀行・日本政策金融公庫・国際協力銀行・商工組合中央金庫など

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