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外資系金融機関業界とは

金融機関、という言葉は様々なものを指すが、ここでは主に「銀行」と「保険業社」について取り扱う(投資銀行については「外資系投資銀行」を参照)。

事業内容で比較すると、基本的に日系の銀行・保険業社等と大きな違いはなく、資本が海外にあり、日本での活動拠点は「日本支社」あるいは「日本支店」という扱いになる。

ただし、企業の社風や文化・制度については、他の業界と同様に「日系」と「外資系」という差異からくる違いが存在する場合も多い。

  • 市場規模

    • 世界での外資系金融機関の総資産額は7,656兆円である。総資産額1位は中国の銀行である中国工商銀行で408兆円。2位も同じく中国の中国建設銀行で331兆円となっている。その後はイギリスのHSBCが323兆円で3位、アメリカのJPモルガン・チェースが316兆円で4位と続いている。参考情報として述べておくと、日本の銀行で総資産額が最高なのは三菱UFJフィナンシャルグループで286兆円、世界で8位となる。

       

      また、保険業界に目を向けると、外資系保険業界の中で最大手であるプルデンシャル生命保険は、2015年度末時点での保有契約高が34.6兆円で保有契約件数が334万件である。第2位のアメリカンファミリー生命保険(通称アフラック)の「日本における」2015年度末時点での保有契約高は1.39兆円で保有契約件数が2,378万件である。メットライフ生命保険は2015年度の保有契約高が30兆0,251 億円で保有契約件数が857万件である。

  • 市場環境

    • 銀行業界については、世界的な金融緩和によって、近々の業績は好調を維持しているが、今度は金融規制が強化されるため収益の拡大は鈍るのではないかとの見込みが強い。2013年から段階的な適用が始まり、2019年の完全実施が予定されている「バーゼル3」や2015年に完全実施された「ボルカールール」、2014年からユーロ圏において銀行監督の業務を欧州中央銀行(ECB)へ集約(一元化)するなど、金融機関の破綻、それに紐づく金融危機を防ぐ為に世界的に厳しい金融規制が引かれている。

       

      日本国内にもいくつかの外資系金融機関が進出してきているが、収益構造の違いや金融に対する顧客の意識、文化の違いから、一度は進出したものの撤退を選択する企業も多い。世界最古の銀行であるHSBCは2012年に日本から撤退。これは日本でのサービスを開始した2008年からわずか4年後のことであった。2014年には1902年(本社の創業は1812年)から日本に出店していたシティバンクも撤退している。

       

  • 業界のよいところ

    • 外資系金融機関は、業務の忙しさなどが注目されることも多いが、一方その報酬面での待遇の良さが魅力の1つとなっている。20代で年収が1,000万円を超すことなど珍しくもなく、30歳になる頃には2,000万円に到達しているといったケースも散見される。

       

      特に外資系保険の営業などは、多大な実績(契約)と引き換えに莫大な報酬を受け取っている社員も多く、実績さえきちんと上げることができれば日中の時間を自由に使って良い場合も多く、自分の実力を存分に発揮し、また評価される環境である。

  • 代表的企業

    • JPモルガン・シティグループ・HSBC・中国工商銀行・中国建設銀行・プルデンシャル生命・ジブラルタ生命・クレディアグリコル・AIG(保険)など

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