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「自己分析」の目的と方法とは?具体例付きでわかりやすい!

就職活動でよく耳にする「自己分析」。就職活動全体の指針を決める為に、また個々の選考を通過する準備として、非常に重要なものです。本記事では、なぜ自己分析が必要なのか、どんな分析をして、どんな準備をすべきかという点について深く掘り下げていきます。

2016.10.29.Sat

そもそも、自己分析とは何?

自己分析とは、何をするのか?

自己分析とは、自分のこれまでの経験や思考を整理し、自分の能力や性質、強みや弱み、今後のありたい姿などを理解することです。

自分がどんな価値観を持っているのか、これまでどういう考えでどんな行動をしてきたのか、どういった状況でどのような感情を抱いたのかなどを言語化し、そこから就活における選社軸の整理や、選考で語るエピソードの整理をします。

例えば、自分の象徴的な経験として「サッカー部で頑張った」ことがあるとしたら、サッカー部においてどんな成果を出したのか、成果を出すためにどんな行動や思考をしたのか、あるいはサッカー部で頑張ることができたのは何故なのか、活動から学んだことは何なのか、挫折したことは何か、などを整理します。

経験にまつわる思考や行動、感情の変化などを棚卸し自己分析することで、自分がどんな人間なのかを言語化していく、というイメージです。

就活で自己分析を行う目的とは?

自己分析の目的① 選考における武器の整理のため

面接やエントリーシートなど選考においては、自分の過去の経験からどんな能力があるといえるのか、どんな価値観や志向性を持っているのかなどが問われます。それは記事「就職活動の原則とは」でも述べた通り、企業側が、その学生が企業の求める人材なのか、就活を終え入社したときに活躍できる人物なのか、ということを判断するためです。

自分が「活躍出来る人物」に合致しているのかを証明するためには、自己分析を通じ自分の能力や価値観、志向性を明確にすること、そして的確に伝えることが必要です。

例えば、エントリーシートや面接で「あなたの強みは何ですか?」という質問に答えるためには、事前に自分の強みは何なのか、それを証明できるエピソードにはどんなものがあるのか、を知らねばなりません。

つまり、各種の選考に臨む前には、自分の経験や価値観などを深く掘り下げ、言語化し相手に伝えられる状態にしておくことが必要です。その準備のために、就活では、自己分析が求められます。

自己分析の目的② 志向性、軸の整理のため

これから人生の多くの時間を仕事に費やすことになります。記事「就職活動の原則とは」でも述べましたが、就活を終え入社する企業や仕事に対して不満を持ってしまうことは、人生においても大きな損失です。

それを避けるために自己分析を行い、自分の人生において仕事とはどういう位置づけなのかという仕事観を整理しておくことや、どういった事業や業務になら意欲を持って働けるのか、自分の入社する企業にどんな環境があれば自分が活き活きと働き活躍できるのか、を知ることは就活で重要です。

仕事観や自分の活躍出来る環境を知り就活を進める上でも、自己分析で過去経験を棚卸しすることは欠かせません。自分が以前活躍できていた環境や物事を知ることで、その環境や物事が揃う企業ならば新たな環境でも活躍できるのではないか、などという推定ができるからです。

自己分析で自分の志向性を把握し、自分が働くことになる企業がどんな所であるべきなのかを定めることで、どんな要素を持っている企業が良いのか、具体的にはどの企業を受けたら良いのかといういわゆる「就職活動の軸」も整理できるでしょう。

企業の面接官も、「その就活生が本当に自社で意欲を持って働き、活躍できるのか」という点を精査するために、「志望動機」や「キャリアイメージ」などの質問を投げかけます。

もちろん、エントリーシートや面接を通過するためには、自分がその会社で意欲を持って働けるであろう理由をきちんと説明し、納得させなくてはなりません。就活の軸や自分の志向性をきちんと整理しておくことは、選考を通過するという意味でも重要なのです。

具体的な自己分析の進め方

では、自分のエピソードを整理したり、志向性や軸を検討するためにはどのように自己分析を行えば良いのでしょうか。今回は、自己分析の一例を紹介します。

例:自分史の作成(過去の経験からの自己分析)

自己分析の第一段階:過去の経験の洗い出し

まずは、自分が印象に残っている経験、努力を注いだこと、価値観が変化した出来事、などを一覧で洗い出していきましょう。小学校時代、中学校時代、のように時系列ごとに経験を書き出していくと、スムーズに整理ができ、自己分析が行いやすくなります。

部活動やサークル、アルバイトなど、自分が印象に残っている経験から考えたり、今までの人生で最も嬉しかったこと、悔しかったことといった気持ちの変化で考えたりするのも良いでしょう。

面接やエントリーシートなど選考に目を向けると、自分の強みなどを表現しやすい「すごい経験」を振り返ることももちろん重要ですが、「自分らしい経験」を選ぶことも重要です。

上でも述べたように、自分が意欲的に働ける企業、業務に携わることは重要です。「自分らしい経験」に目を向け、深掘りしていくことで、自分自身に特有の「志向性」を知ることができるでしょう。

とにかく初めは、どんなに小さいエピソードでもいいので、自分のとった行動や経験をできる限り思い出して、まとめてみて下さい。

まずは、自身の経験にタイトルをつけ、時系列ごとに箇条書きのように洗い出します。そこから、それぞれの経験について、背景→取り組み→結果といったプロセスで自分の経験を思い出し、自己分析を進めます。

自己分析の具体例を挙げるので、参考にしてみてください。

 

自己分析の第二段階:「なぜ?」を繰り返し、過去経験を深掘りする

特徴的な経験や、思い入れのある経験を洗い出したら、次はそれぞれの経験について、深堀りしましょう。

具体的には、
・なぜその行動を起こしたのか?きっかけは何か?
・なぜその事象に力を発揮することができたのか?

といった質問を自らに投げかけることで、自分の行動規範や、モチベーションの源泉を洗い出します。

特に、自分がなにかしらの選択・意思決定をした場面や、困難があったにも関わらず、それでも力を発揮できた経験については、何度も深堀りすると良いでしょう。
先ほどの例を元に、自己分析をした例を挙げるので、参考にしてみてください。

自己分析の第三段階:「なぜ?」で深掘りした「自分らしさ」を就職活動に繋げる。

「なぜ?」で深堀りした過去の経験から、「自分らしさ」について考えてみましょう。自分の就活の軸を作ることや、面接・エントリーシートで伝える、ということを念頭に記事「就職活動の原則とは?」でも述べた「モチベーション、志向性」「資質、能力」というポイントに絞ってまとめるとよいでしょう。

まずは、「モチベーション、志向性」について見ていきます。

自己分析で自分の「モチベーション、志向性」を把握しよう

・自分がこれまでどういったことに興味を示して、意欲的に活動してきたのか。
・どういう環境の元でモチベーションを感じたのか。

といった観点で、先ほどの深掘りした経験をまとめて行きます。

深掘りした経験をまとめた結果、主体性や責任を持って活動できる環境や、成果が数値であらわされ分かりやすい職種が自分に合っているのではないか、という具体的な企業選びの軸を見つけ出すことが出来ました。

就職活動において、上記のような条件を持つ企業を探すことで、自分が活き活きと働ける環境を見つけ出すことができるかもしれません。

また、面接やエントリーシート等、選考の場においても以上の自己分析の内容を利用することができます。

「あなたは何故弊社に魅力を感じたのですか?」という問いに対しては、「自ら主体性、責任を持って活動できる環境に魅力を感じました」と、自分がその企業を選んだ理由を回答すれば良いですし、また、「なぜそういう環境に魅力を感じるのですか?」と理由を問われた際も、自己分析で得た結果、上記の具体例で言うと、バスケ部での経験から感じた「自分らしさ」がその回答となりますよね。

このように、自己分析で一つの経験を深掘りするだけでも、就活における企業選びや、面接対策を大きく前に進めることが出来ます。今回は高校時代の一つの経験を具体例として深掘りしましたが、是非自らの経験をいくつも自己分析してみて下さい。

「モチベーション、志向性」について見てきたので、次は「資質、能力」について見ていきます。

自己分析で自分の「資質、能力」を定義しよう

・課題や目標に対し、どういう思考の元、どういう行動をとったのか。
・成果を出す中で自分のどういった性質や強みがその成果に寄与したのか。

といった観点で、先ほどの深掘りした経験をまとめて行きます。

自己分析を行い、深掘りした経験をまとめた結果、自分の強みは、周囲と目線を合わせることで、一つの目標に向かうチーム作りが出来ること、だと分かりました。

こういった強みは、主に選考の場で重要になります。選考の場においては、「あなたの強みは何ですか?」などと問われることは多いです。そういった場合でも、自己分析をきちんと行っていれば、上記の様な強みを回答することができます。またその強みを証明し企業で活躍できる根拠として、深掘りした経験を話すことができるでしょう。

自分の強みを探し就活に役立てるためにも、自己分析を通じ色々な経験を深掘りして、自己理解を深めておくとよいでしょう。

自己分析:おわりに

今回、1つの具体例を元に「なぜ自己分析をする必要があるのか」「自己分析した内容をどう活かすか」ということを示していきましたが、いかがでしたでしょうか?

こういった自己分析を元に就活を進めていくことで、自分に合った企業を見つける可能性や、選考を通過する可能性がぐっと広がるのでは無いかと思います。もちろん自己分析だけが全てではなく、他にも、個々の選考対策、選考への慣れや、選考を通じて自分のことや企業のことをより深く知っていくことなど、様々なことが就活で求められます。

しかし、自己分析によって、就活の大きな指針を見つけておくこと、個々の選考のための準備をすることは最も重要だと言えるのではないかと考えています。就職活動を始める際、また就職活動を通じて思い悩んだ際は、是非取り組んでみて下さい。

今回は「過去の経験」を元に自分の志向性、能力などを言語化するというプロセスを取りましたが、自分の「現在考えていること」「将来の夢」などから志向性を把握するといったことも可能です。

今後、そういった自己分析の仕方についても取り上げていきたいと思いますので、是非そちらも読んでみて下さい。

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