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フェルミ推定対策完全版!例題と解法で誰でも分かる!

外資系コンサルティングファームの選考などで課されることが有名なフェルミ推定。学生の思考力や知的好奇心などを評価するために活用されています。そんなフェルミ推定を解く為にはどうすればよいのか、どういった点に注意すればよいのか、などを具体的な解法を交えつつ解説していきます。

2016.11.11.Fri

フェルミ推定とは?

フェルミ推定の定義

「日本にガソリンスタンドは何件あるか?」「地球上に犬は何匹いるか?」などの、一見想像もつかない様な難しい数値についてのお題が与えられ、その解答をいくつかの手がかりを元に推量することです。

外資コンサルティングファームや一部のベンチャー企業の面接や筆記試験に置いて出題されることがあります。お題のみが与えられ、自分で解答を導き出し面接官に発表、そこから面接官による深堀りや議論が行われるケースや、始めから議論ベースで話を進めて行くケースなど細かい設計は各企業によって若干異なります。

フェルミ推定の具体例

「フェルミ推定とは難解な数値を推量する問題である」と突然言われても、なかなかイメージがつかないと思います。まずはフェルミ推定の全貌を知る為に、簡単な問いと回答の例を見てみましょう。

企業はなぜフェルミ推定を課すのか?

以上がフェルミ推定の具体例となります。ごく簡単な具体例であり割愛した部分も大きいですが、フェルミ推定のイメージを掴むことができたでしょうか。こういった課題が、コンサルティングファームや一部のベンチャー企業において、学生の思考力や知的好奇心などを測る為の選考として課せられています。

それ故、コンサル志望の就活生はフェルミ推定対策は必須です。

コンサルティングファームや新規事業を次々と打ち出していく企業では、解の見えない問いに対して考え抜く知的好奇心や思考体力、複雑な問題から課題を抽出するために全体を俯瞰して考える力、また様々な人とディスカッションを重ね答えをブラッシュアップしていく力などが業務において必須となります。

難解な課題を与え、学生がその課題に対してどのようなアプローチで思考し、どう仮説を立て、どのように解を出すか、議論を通じてその解をどれほど良いものに出来るのか、という所を判断するために、選考の場でフェルミ推定という課題を課すのです。

こういった観点から、フェルミ推定において特に重視され評価される能力を、今回は以下の4点とします。

・仮説を立てて考える力
・問題の全体を俯瞰し、解決すべき課題を特定する力
・未知の難解な課題に対して意欲的に取り組む姿勢や思考体力
・対話を通じて解を向上させる力

フェルミ推定は以上の様な要素を評価する為に選考の場で活用されるだけでなく、こういった力を伸ばす目的で、企業研修や学校教育の場で用いられる事もあるようです。フェルミ推定でこれらの要素がどのように試されるのか、またこれらの要素がビジネスにおいてなぜ重要なのか、上述した具体例を参考にしながら解説していきます。

フェルミ推定に求められる力

仮説を立てて考える力

全体を通して重要であるのが、情報が少ない中でも答えを出すための仮説を立てるという考え方です。フェルミ推定においては、問いについて考えるための情報やデータが与えられない中でも、自分で仮説を立てることで数値を計算していかなければなりません。

ビジネスにおいても、取り組む仕事に決まった答えがあるというケースはほとんど無く、少ない情報や限られた資源の中で自分なりの仮説を立てて解を出す必要があります。

例えば、自分が新サービスを開発している際に会議において「そのサービスの売上予測はどの程度か?」と聞かれた場合、正確な答えはわからないながらも、妥当性の高い答えを出さなくてはなりません。そういった意識を常に持ち、限られた情報から質の高い仮説を立て解答を考えられるかという部分を重要視し評価しています。

また、仮説が妥当でないと感じた時にそれを修正できるかという点も重要です。例えば上の例で言うと「総枚数=人口×枚数」と計算すべきだと仮説を立てましたが、その枠組みでは計算し辛い、正確な数値が出せないと感じた場合は、仮説を検討し直すことがより精度の高い推定を産み出すかも知れません。

人口ではなく世帯数で考えてみたり、あるいは郵便局の1日の処理出来る枚数から導き出すなど、様々なプロセスがある中で、どの仮説を解くべき問題と設定するのかという観点も重要です。

全体を俯瞰し、解決すべき課題を特定する能力

問題の全体感を捉えるということも非常に重要な観点です。問題の全体を捉えることで、その問題において重要な部分はどこなのか、解くべき課題はどこにあるのか、ということを認識することが出来ます。

上の例で言うと、まず全体を構造分解し「総枚数=人口×1人当たり枚数」であると考えました。この例においては、日本の人口は1億人強程度であるというデータを一般的な知識として持っているため、「1人当たり枚数」という部分が精度の高い解を出す上で重要になると考えられます。そのため、この問題においては1人当たり枚数という部分に力を入れて考えるべきだ、という課題設定が出来ます。

こういった考え方ももちろんビジネスにおいては重要です。ある問題に向き合う際に、その要因が複数挙げられる中で、どの要因が特に重要であり注力して解決すべきなのかという設定をすることで、効率的に質の高い仕事をすることができるでしょう。

未知の難解な課題に対して意欲的に取り組む姿勢や思考体力

難しい課題に対しても意欲的に取り組むことができるか、あるいは考え抜くだけの思考体力があるかということはフェルミ推定の選考全体を通して評価されています。上にも述べましたが、ビジネスにおいても決まった答えの無い課題というものに触れるケースは非常に多いです。

そういった中でも、妥協せずに質の高い解答を出そうと考え抜く事ができるのか、自分なりの解答を出すことができるのかということは外資系コンサルティングファームやベンチャー企業だけでなく、どの企業においても非常に重要です。難解な推定が課されても諦める事なく自分なりの解答を出すという意識は非常に重要です。

対話を通じて解を向上させる力

フェルミ推定が選考として課される場合、自分の解答について選考官と議論を行うというケースも多いです。ビジネスにおいても、自分のアウトプットに対して、様々なフィードバックを受けたり議論になるということは多々あり、フィードバックや議論を通じてアウトプットの質をさらに上げることのできる力を持っているか、という点を評価しています。

対話を通じて自分の解の質を向上させるためには、最低限の前提として、自分の意見をきちんと論理的に伝えること、相手の意見をきちんと理解することが必要です。

さらに、自分の意見に固執せずに相手の意見の良い所を取り入れるという姿勢や、相手の意見に納得できない場合でも、なぜその意見に納得できないのかなどを正確に伝え議論の落としどころを見つける姿勢など、ディスカッションを通じて解を向上させようという姿勢が必要です。

例題を解きフェルミ推定対策をしよう

では、フェルミ推定は具体的にはどう解けばよいでしょうか。先ほどの例を元に解き方を検証し、別の問題に当てはめて考えてみます。

問いは「日本で一年に送られる年賀状の数は何枚か?」です。

解法を確認する前に自分で解いてみてください。

フェルミ推定解法の一例

フェルミ推定の具体例

1つの例だけではわかりづらい点もあると思いますので、加えて2題の具体例を示しておきます。この2題も同様の思考プロセスで解答を導き出す事ができます。

また、自分でフェルミ推定の対策をする為に、身近な事象からお題を考えだすことも出来ます。例えば、スーパーに行った際には「このスーパーの年間の売上はいくらくらいなのだろうか」、テレビを見ているときは「この番組を視聴している人は全国に何人いるだろうか」などと、推定をしてみることも面白いかもしれません。

終わりに

フェルミ推定についての解説をしてきましたが、いかがでしょうか。

フェルミ推定は一見難しそうですが、様々な問題を練習として解くことできちんと対策のできる選考です。突然フェルミ推定を投げかけられるとビックリしてしまうかもしれませんが、きちんと対策しておきましょう。

また当記事でも述べた通り、フェルミ推定は単なる選考の課題というだけでなく、仮説の設計や課題特定など、思考の際に重要なポイントをおさえており、思考力を磨くための優れた課題でもあります。選考で課されるか否かに関わらず、取り組んでみてはいかがでしょうか。

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