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就職活動における選考の「大原則」とは?

就職活動においては、エントリーシート、面接、グループディスカッションなど、様々な選考があります。しかし、選考とはそもそもどんな場なのかを理解しているでしょうか。選考とは一体何なのかを理解していなければ、選考に通過することはできません。当記事では、それら全ての選考に通じる原則を紹介しています。

2016.10.01.Sat

就職活動の選考における大原則とは?

就職活動においては、エントリーシート、面接、グループディスカッションなど、様々な選考を企業は大学生に課します。

就活にて企業の選考に臨む際に意識して欲しいのは、就職活動における選考は「選考官が、目の前の大学生が自社に入社したときに活躍し、利益貢献できるかどうかを調べる場」であるということです。

そして「この大学生は自社で入社した際に、活躍できる」と企業の選考担当者が判断した場合、内定が出るのです。

これはES、面接など、就活における企業の全ての選考において共通する原則です。

就活に取り組む大学生が知るべきなのは、もちろん各企業によってその「活躍できる」像は違うとしても、企業の人事担当者や選考官が「自社において、どういった大学生が活躍できるのか、どんな大学生を入社させたいか」を認識し、大学生1人1人を判断しているということです。

そういった背景の中、大学生が就職活動で内定を得るために行うべきことは、企業の選考官に「自社に入社したときに活躍できるかどうか」「活躍できる人物像に当てはまるのかどうか」を判断してもらうこと。

そのためには、就活における面接でのやり取りや、ESの内容など、各企業の選考の1つ1つを通じてあなた自身を理解してもらうことが必要です。

この観点から、就活にて内定を得るには、
受ける企業がどういった人物を求めているのかの理解
自分がどういう人物なのかの理解
様々な選考の場において何をどうに伝えるべきかを理解

これらを突き詰めることが大切です。

まずは、本記事でこういった観点について述べ、就職活動の全体感を示します。それ故就職活動に個々の選考対策を始める前に必ず確認して下さい。

就職活動における企業の視点とは?

まずは、企業がどのような人物を求めているのかを述べていきます。上述のように、採用活動にて企業は「その大学生が入社したときに活躍できるかどうか」という点に注目しています。

それはもちろん企業の事業内容や社風、またその会社がこれからどういう所に注力するかによっても変化します。

「新たな事業を産み出すための創造力のある大学生」を強く求めている企業もあれば、「創造力はなくとも、目の前の仕事に対して自分の全力を注ぎ高い成果を出す大学生」を強く求めている企業もあるでしょう。

この企業側の「入社後活躍できるかどうか」という基準を満たした学生には内定を出すのです。

反対に、様々な評価基準がある中で、どの企業でも強く求められる力も存在します。

この力を持っている大学生は、就職活動を通じて多くの企業から内定を得る可能性がある。

今回はどの企業も大学生に求める普遍的な力に絞り、企業がどういった大学生を求めているのかを述べていきます。

就職活動にて、企業が大学生に求める3つの能力

資質や能力はなぜ求められるのか?

企業で働く上で求められるのは成果です。大小様々な課題が次々と現れる中で、毎回きちんと成果を出し、チームや事業部、そして企業全体に貢献できる人を企業は求めます。だからこそ、企業はきちんと成果を出せるかどうかを判断するために、その大学生の資質や能力を選考で調査するのです。

資質、能力という大雑把な括りで紹介しましたが、具体的にはどんな要素があるのでしょうか。企業が普遍的に必要だと考える資質や能力を紹介します。

主に求められる3つの能力とは

企業が特に重視する能力は「課題に対する思考と行動」「主体性」「チームワーク」です。これらは全て企業側にとって、目の前の課題に対しどう取り組むのか、様々な種類の課題に対して高い成果を出すことができるかを表す基準となります。

企業が就活生に求める能力①:「課題に対する思考と行動」

「課題に対する思考と行動」は、課題に対してきちんと成果を出せるのか、という観点で就職活動にて非常に重要視されます。

大学生自身の課題が何で、その原因が何なのかを深く考え抜いているか。
課題やその原因を解決するために、どういった行動や施策を取るべきかを考え抜いているか。
また、取るべきだと決めた行動や施策をきちんと最後まで実行しているかどうか。

というプロセスは仕事において非常に重要です。

課題一つ一つに対して思考を巡らせ、上記のようなプロセスをきちんと踏めている大学生は、仕事においても優れた成果を出す確率が高い。 就職活動にて「大学生時代に力を入れたこと」や「成果を出した経験」「これまでの努力の量」を企業が問うのは、そういった理由からです。

大学生時代に何らかの成果を出した事実や、そのプロセスに妥当性があるかを聞き出すことで、企業に入社後も精度の高い思考や行動をし、また新たな成果を出せるかどうかを評価しています。

そして企業が一定の能力があると判断した場合、内定を出すのです。

企業が就活生に求める能力②:「主体性」

企業における「主体性」とは「自分で目標や解決すべき課題を設定し、それを達成しきる力」というイメージをして下さい。自ら考え自ら行動することを大学生時代に行ってきた、あるいはそういった習慣がついていることはすなわち、企業に入社後も企業の課題や業務上の課題を発見し解決する可能性が高く、周りに与える影響力という面でも重要です。

就職活動のESや面接では「学生時代力をいれたこと」が問われます。その理由としては、「大学生時代取り組んだ活動の中でどんな課題設定をし、どんな行動をしたか?」を大学生から企業が聞き出す。それにより「主体的に動く人物なのか?」それとも「受動的な人間なのか?」を企業は判断するのです。

企業が就活生に求める能力③:「チームワーク」

「チームワーク」は、上記の力を持った上で「一緒に働きたい人だと思わせることができるか」を表します。企業において仕事は殆ど全てがチームで行われる。

たとえ個人で成果を出せる人でも、自分の意見を伝えない人、周りの話を聞かず意見や価値観の違いを受け入れない人、単純なルールを守れない人は、個人的に付き合いたくないな、と思われるだけでなく、チーム全体の生産性を下げる可能性があります。

チームで行う仕事の成果を大きくするためにはより良いチームを作り上げていく能力が必要とされ、それはすなわち企業や事業部の生産性を向上させる能力ともいえます。

この大学生の「チームワーク」を図る目的で、企業は「グループディスカッション」を選考で課すのです。

就職活動にて、大学生が起業に伝えるべき情報とは?

先ほどは、就職活動において企業が大学生に求める能力についてお伝えしました。

ですが企業は「能力面」だけで大学生を判断し、内定を出すわけではない。

就職活動では企業は、能力面だけでなく就活に取り組む大学生自身の「人物像」も伝えてほしいのです。この「人物像」が具体的に指すのは、各就活生の「モチベーション」「志向性」です。

では「モチベーション」と「志向性」について企業が求める理由をお伝えします。

なぜ企業は、大学生に自身のモチベーションや志向性を伝えてほしいのか?

会社の職場環境で強い意欲を持ち学生が働き続けられるのかを重視する企業は非常に多いです。能力や資質があることはもちろん重要です。しかし就職活動時には、能力が高い大学生でも、入社後やる気があがらずその力を発揮できなければ意味がない。

特徴的な社風を持つ会社ほど大学生の人間性を重視することが多い。それ故受ける企業がどういう社風なのか、自分がそれに当てはまる人物なのか、を内定獲得の為に知る必要があります。

選考で「学生自身の人物像」に関して伝えるべきは「モチベーション」「志向性」です。これらを企業は問うことで、その就活生がどういった物事にやる気を特に感じるのか、といったところを審査します。

では就職活動における「モチベーション」「志向性」について解説します。

「モチベーション」

「モチベーション」とは、その人がどういう物事に取り組んでいる時、どういう環境がある時、どういう人と活動している時に、強いモチベーションを感じて活動することができるのか、ということです。

例えば、大学生時代に「一見達成が困難に見える高い目標に挑戦すること」を楽しいと感じ、全力で注いできたという人は、企業でもそういった環境があれば業務を楽しいと感じ、全力を注ぎ成果を出せる可能性が高い。

反対に、就職した会社の事業や環境が興味のないもの、苦手なものであり、成果が出せない場合は就活生にも会社にとっても不利益となってしまいます。

そのため、企業は自社の事業や環境に興味があるか、これまではどういった物事に興味を持ってきたのか、その理由は何か、という部分を「志望動機」や「学生時代に頑張ったこと」などの質問と、「なぜ?」という深掘りにより就職活動で精査します。

「志向性」

「志向性」とは就職活動に取り組む大学生が「将来どうなりたいのか」「仕事を通して何を実現したいのか」などを示します。各大学生が何を志し、どういう人生を過ごし、何を得るのか。どういったキャリアイメージを描いているのか。こういった部分が当たります。

「地元で暮らしたい」と強く思っている大学生が全国転勤の会社に入社する。また「将来絶対に起業したい」と考えている大学生が長期的な雇用を望む企業に内定・入社するなどのミスマッチが起こっているケースも多いです。

能力が十分な大学生でも内定を得て入社後に、自分の求める環境と企業の環境が異なっていたり、会社の事業が自分の目標や価値観とかけ離れていて共感できないと、成果が上がらなかったり、最悪の場合早期に会社を辞めるというケースも起こります。それは、大学生・企業両者にとって大きな損失です。

これも選考にて「志望動機」や「キャリアイメージ」を問われる理由です。必ずしも就職活動にて「将来やりたいことが明確に決まっている」必要はないですが、自分が将来どうなりたいのか、どういうことをしたいのかといった部分について一定の結論を出すことは重要です。

そして、就職活動の選考時に問われた際に、根拠と共に「自分の成し遂げたいこと」を企業に伝えられることが求められます。

企業が大学生に求める「コミュニケーション能力」とは?

そして、就職活動では、「コミュニケーション能力」が強く求められます。また就職活動の主要な選考方法である面接では、面接官が大学生とのコミュニケーションを通じて、大学生を判断していきます。それ故、コミュニケーション能力の高低は、内定に直結する。

では企業が具体的に求める「コミュニケーション能力」とは何なのでしょうか?

その理由と共にお伝えします。

コミュニケーション能力はなぜ求められるのか?

仕事においては顧客や部署のメンバ―など他人を動かす事がとても重要です。お客様にサービスを買って頂く、社内の人に仕事をお願いする、どちらも他者の行動があってこそ。他人に行動を促すには何が必要でしょうか。それは相手に「何をすれば良いか理解」してもらい「自分のためにやってあげようと思わせる」ことです。

「コミュニケーション力」という言葉は抽象的ですが、ビジネスにおけるコミュニケーション力は上記の状態を満たすための「必要な情報を正しく伝達して理解させられるか」や「関わる相手が行動したいと感じてくれるか」だと考えて下さい。

仕事は他人の行動によって成り立つものである以上、こういった能力は「企業で活躍すること」のベースとして必須なのです。また就職活動にて内定を得るためにも、選考官に「回答や主張が理解される」「理解された上で、採用したいと思われる」状態を作るために伝える力は非常に重要です。

就職活動における「コミュニケーション能力」の要素とは

選考にて求められる「コミュニケーション能力」の主要項目は「論理性」「印象」「相手への影響力」です。

「論理性」

「論理性」とは、ここでは、相手に伝えたい情報を正しく理解させられるかということです。ビジネスを行う企業では、重要な情報を営業先や電話対応、メールや資料などで伝えることが多々あり、シンプルに筋道を立てて相手に理解させることが基本的な能力として非常に重要です。そのため、多くの選考ではこの力が評価されます。

対話や思考などにおける「論理性」というトピックは非常に奥が深いものなので、「論理性とは」の記事において詳しく説明しています。

「印象」「相手への影響力

「印象」や「相手への影響力」は、論理性を持って相手が正しく理解をしたという前提の後に非常に重要になります。上述の通りですが、仕事では、社内においても、社外においても相手に行動してもらって初めて結果がでます。

礼儀正しく相手への印象もよく、企業として安心して客先に出すことができるのか、思考や行動にきちんとした軸があり安心して仕事を任せる事ができるのか、会議や営業先などで相手に納得感や信頼感を与える様な話し方ができるのか、関わる人物に好かれるのか、そして相手の行動を促すことができるのか、

といったことはビジネスでも非常に重要で、面接やグループディスカッションなど、就職活動の選考の場にて大学生は評価されます。

また、企業や事業内容によっても、大学生に求められる雰囲気や影響力といったものは少しずつ変わってくるでしょう。それ故内定を得るためには、自分がどういう印象の人物なのか、選考を受けている企業で携わることになる業務はどのようなもので、どんな印象を持つ人物を求めているかなどを知ることも重要です。

以上のことを踏まえた選考への準備

長くなりましたが、企業が就職活動を行う大学生に求める要素の中で、重要な要素を述べました。もちろんこれらが全てではありません。

就職活動では自分がこういった要素を持つ人物である、これを選考にて伝え「内定を出したい」と思わせる必要がある。

例えば「課題に対する思考力」という要素を特に重要視する企業あれば、自分が「課題に対する思考力」があるということを何らかの形で選考官に伝えなければ、選考を通過し内定を得ることはできません。

そのため、選考に向かう前に、その企業がどんな要素を持った人物を求めていて、自分はその中でどういった要素を持っているのか、それはどういったことからそうだと考えられるのか。また、そういった持っている要素はどうすれば企業側に伝わるのか、重視して伝える必要がある要素は何なのかといった準備をする必要があります。

自分がどういった要素を持っているのか、ということはいわゆる「自己分析」を通じて分析するべきことです。

さらに自分がどれだけ企業に求められる要素を持っていても各選考の場できちんと伝わらなければ内定が得られません。これを考えると、いわゆる「ES対策」「面接対策」などが必要になるでしょう。

また、企業がどういう要素を持った大学生・就活生に内定を出したい、選考の場でどういう要素を重視して伝える必要があるのかを知るためには「業界研究」や「企業研究」が必須です。

もちろん「自己分析」「ES対策」などの記事も用意しているので、この記事で述べた原則を意識しながら他の記事を読み、就職活動の準備をして下さい。

参考:就職活動の進め方と当サイトでの解説

内定を得るために、就職活動でやるべきこと

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