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大手SIer企業の内定者が、内定を辞退し就職留年を決めた理由とは?

Sier業界の大手企業から内定をもらった高橋さん。 ですが、高橋さんは内定を辞退しもう一度就活をする決心をしたとのこと。 ではなぜ、誰もがうらやむ企業から内定をもらいながら、就職留年を決めたのか? 今回は、就職留年を決めた理由、そして就活の進め方に対する深い後悔を、高橋さんに語ってもらいました。

2018.02.18.Sun

自己分析が足りず、内定先とのミスマッチが起きた。

―高橋さんは、誰もがうらやむ企業に内定をもらったと。なのになぜ内定を辞退し就職留年を決めたのですか?

高橋さん(以下、高橋):自己分析が欠如したまま、就活を進めた結果、内定先と自分のミスマッチが起きてしまったからですね。

就活をしていた時は「どうやったら人気の大手企業から内定を得られるか?」と、選考で勝つための方法で頭がいっぱいでした。

「どんな企業でならば、自分が幸せに働けるか、充実した人生を送れるのか?」という、重要な観点が決定的に欠けたまま、就活をしてしまったんです。

結果としては、SIer業界の大手企業から内定をもらえました。

しかしその結果、いざ社会人になるぞという直前で「内定先の企業は自分には合わないな」と感じたんです。

内定後に気づいたミスマッチとは?

―内定先のどんなところを不満に感じているんですか?

高橋:それは二つあります。

1点目は、「内定先の企業では、自分の価値が最大限に発揮できない」ということ。

僕が大学時代に力を入れた経験は、学園祭で企画を0から立ち上げたり、自分でサークルを作ったこと。

深く掘り下げると、自分の強みかつ行動の源泉は「周囲を巻き込み、何かを0の状態から作り上げること」だと定義しています。

一方で私の内定先は、SIer業界の中でもトップに位置する企業。

どんな環境なのかというと、ビジネスモデルや仕事の進め方、つまり会社としての仕組みが完全に完成されている環境と言える。

言い換えれば、僕の内定先は、自社の完成された仕組みを丁寧に回すことで活躍できる人材を求めている。

しかし僕のモチベーションの源泉をちゃんと考えると、裁量権を持って自分で仕組みを作れる企業の方が充実した働き方ができるはず。

そう考えた時に「この企業に自分は入る必要はないのではないか」「モチベーション高く働くことはできないのではないか」と思ってしまった。

こういったミスマッチが、内定先と自分の間に起きてしまったと考えています。

このミスマッチに気づかされたのは、内定をもらった後。内定先の企業を辞めた社会人の方3人とお話をした時でした。

その社会人の方3人が共通して仰っていたのは、

『もちろん会社の仕組みやルーティンワークを回せるようになるまでは本当に大変。

しかしあくまで、ルールに沿って仕事を回すことが求められるため、自分から提案して新しい業務を始めることはほぼできない。

だから一度仕事を覚えると、仕事が本当につまらなくなる。

これが原因で、やりがいを感じらなくなり転職した』と。

その話を聞いて、この社会人の方々と同じで、自分は内定先の企業に就職しても満足はできないと思ったんです。

2点目は、一緒に入社する同期に魅力を感じられなかったこと。

6月に内定を貰ったのち、7月に内定者懇親会がありました。そこで初めて同期で入社するメンバーと触れあう機会があったんです。

その懇親会で一人の学生が「この会社に入れたから俺の人生安泰だ!ウェーイ!」とか言っていて(笑)。

周りの内定者も、それを笑いながらも同意していて。

この光景を見て、「こういう人達と働きたくないな」と思ってしまったんです。もっと仕事に対して熱意を持って取り組む人たちと、切磋琢磨してビジネスマンとして成長したい。

そう感じて、内定先に対する違和感がどんどん大きくなりました。

内定をもらった後に、違和感がどんどん大きくなった。

―その懇親会の他にも、違和感を感じるきっかけがあったんですか?

高橋:内定式で社員座談会があったのですが、それもきっかけの一つです。

そこでは、内定者が8グループくらいに分かれて、現場社員の話を聞きました。

その場で社員さんがする話は、自分のプライベートの話ばかり。内定者だけでなく、社員に対しても同様に、魅力を感じなくなってしまいました。

実はもともと、内定先の企業を選んだ理由の1つとして「優秀な人材と働ける」と考えていました。

そう考えたのは、内定先のインターンに参加していた時。そのインターンにはメンターとして、非常に優秀な社員の方が来ていました。

彼らは、プログラミングの知識がずば抜けていて、思考も深く、真面目に学生に向き合ってくれる。そんな姿にとてもカッコよく見えたんです。

ですが、その社員さんたちは会社の中でもごく一部の人たち。そういった人と一緒に働く機会はほとんどないだろうと失望したんです。

そして最終的に決め手になったのは、先ほど話した内定先を退職した社会人の話でしたね。

「客観的な視点を取り入れ、自己分析を行うこと」が大事

―そのような経験があって、二回目の就活を始めたと。では自身の失敗を踏まえて、どのように二回目の就活に取り組んでいるのですか?

高橋:失敗を踏まえて「自己分析」「情報収拾」にかなりの時間を使っています。

1つ目のミスマッチであった「自分が価値を出せる環境」と「内定先の環境」のずれ。

それを防ぐためには、徹底した自己分析が重要です。

「どう選考で勝つか」ではなく「自分が納得できるために、どんなことが必要か」「それに沿って考えると何を選ぶべきなのか」を重要視しています。

そして2つ目のミスマッチ、「自分が一緒に働きたい人」と「内定先の人材」のずれ。

これを防ぐためには、結局はリアルな情報にたくさん触れることが必要。

志望企業で働く人、志望企業を辞めた人。インターンをしている企業の先輩社員や、他の就活生。

様々な人から話を聞くことで、自分が納得するために十分な情報を集めようと考えています。

やはり、就活を一人で進めると自分の偏見が入ってしまう。

それ故、僕は少ないサンプルから「この企業の社員・社風は自分と合っている」と思い込みミスマッチが起きてしまった。

こういったことに気をつけて、本当に納得のいく会社選びをしたいと考えています。

ー自分自身の特性と客観的な情報をすり合わせ、様々な面で自分に最も合っている会社を探すことが重要だと。

ありがとうございました。

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